やきもきした梅雨明けは、阿蘇はどうかとちょっと気になりますがどうやら問題なさそうです。出発は新大阪8:00の鹿児島行きサクラです。夏やすみでちょっと混んでいます。3列シート後に自転車をほりこんで隣のシートはベトナム君で岡山の奥さんに会いに行くそうです。日本に来て3年とのこと日本語は立派なもの、それにスマホで、日本語熟語のお勉強です。私には書けない漢字ばかり、そんなお勉強必要なのかといささかびっくりです。
彼にダナンからハノイへの私の10年前のブログを見せて話をします。ちょっと話に夢中で姫路から乗り込む相棒の河原君を見落としてしまします。前方の満員の通路に自転車を入れ立っている彼を見つけてます。岡山まで待ってもらいます。夏休みで混んださくらの自由席は駅ごとに数十人が入れかわります。
彼にダナンからハノイへの私の10年前のブログを見せて話をします。ちょっと話に夢中で姫路から乗り込む相棒の河原君を見落としてしまします。前方の満員の通路に自転車を入れ立っている彼を見つけてます。岡山まで待ってもらいます。夏休みで混んださくらの自由席は駅ごとに数十人が入れかわります。
11時16分熊本着、特急阿蘇に乗り換えて1時阿蘇に到着。
ヒエー!標高500mでも結構暑い、早速クマモン出迎えです。駅の食堂で昼食をすませて、案内所で日帰り温泉や食堂を聞いたりします。それに比べてJR阿蘇駅前は何にもありませんね。
噴水は木陰がなくやたら暑いので、すぐそばの廃屋の立木の下で涼んでいると、畑仕事のおっさんが出てきて、突然家宅侵入で警察を呼ぶといきまえます。なぜ怒っているのか?
とりあえず謝りますが納得しません。「そんなら警察を呼べば」と言ってみ見ようか思います。さて、警察が来ればどう始末をつけるのでしょう。田舎の警察と言えどもそんなに暇ではないと思いますが。
とりあえず謝りますが納得しません。「そんなら警察を呼べば」と言ってみ見ようか思います。さて、警察が来ればどう始末をつけるのでしょう。田舎の警察と言えどもそんなに暇ではないと思いますが。
さて、ぐるっと回って阿蘇駅近くのゲストハウスASOに到着。ちょうど4時過ぎ。荷物を下ろしたりしていると、管理人のおばさんが車でやってきてチェックインです。このおばさん宿泊の注意事項を機械的にしゃべります。私たちはおすすめの食堂や温泉を聞いたりしますがろくに返事もせずに帰っていきます。噴水のおっさんのけんまくや、ハウスの管理人のそっけなさ、これ熊本人??。駅の案内所もかなり雑です。聞かれなくとも阿蘇町の阿蘇神社や歴史ある参道の賑わい説明すべきだと思います。市役所の観光課の課長さんよろしくね。
日帰り温泉は大きなホテルの一部で、入浴料は700円でくたびれたビジネスホテルの大浴場レベルです。
日帰り温泉は大きなホテルの一部で、入浴料は700円でくたびれたビジネスホテルの大浴場レベルです。
ホテル大温泉からでて、夕飯をと思うが紹介された店はいかにもまずそう。国道対面に、大きな弁当屋があります。各種お惣菜があり、明日の朝食、弁当もここで買目的ではいります。ついでに夕食は付属の食堂で済ますことにします。ただし買った缶ビールはここでは飲めないとのこと。
帰って来ると、ゲストハウスにはは5,6人のアメリカの少女達がにいます。どっから来たの?何日いるの?明日はどこに行くの?とおきまりの質問をします。すでに3泊して阿蘇山々をトレッキングしたそうです。 後で一人の少女にトランプを好きかと聞ます。No!No! じゃハリスは? ハリスが通じない。副大統領のハリスというと、Kamara !Kamara!と、にっこりと答えます。ファーストネームで呼ぶのが当たり前らしい。とにかく陽気な彼女たち。タイミングがよければ友達になれたのに、ちょっと残念。このゲストハウスは素っ気ない管理人のおばさんとは違い、整理されたキッチン、バストイレ、洗濯機、物干しなどには、掃除もいきとどいて、各所に細かく英語の注意書きあります。オーナーは海外旅行経験充分らしい。
7月23日 火
翌朝5時起床。先に弁当屋によって朝食、阿蘇山火口に向かいます。快調な登りで標高500mから草千里1142m にはセカンド出力で悠々とのぼります。途中外輪山の内側に広がる阿蘇の町を感慨もって見下ろします。
外輪山の九重下に広がる阿蘇の街 |
そして標高1142mの草千里展望台に到着です。 なんと、クロスバイクに乗った小姉がいます。へー電動でない全くのクロスバイク、1時間ほど早く下の阿蘇駅を出発したそうです。香港からだそうです。若い彼女一人でヒルクライム、ひたすら感心。早速うれしがってツーショットをお願いします。後で写真を見ると彼女いつの間にかサングラスをつけて写っていますね。用心深い!
緑いっぱいの草千里、そばまで行ければ好いのに。 |
ここには、高校の修学旅行で来て、柵がない火口壁に立って写真を撮った覚えがあります。なんと65年も前のこと。防護柵もトーチカもありませんでしたよ。ぶ厚いトーチカはまるで旅順の203高地ですね。
ところで、山頂にいるはずの香港の彼女見当たりません。
ところで、山頂にいるはずの香港の彼女見当たりません。
コースは、山頂からすこし戻って南阿蘇に下り、東側を一周して阿蘇駅の戻るつもり。
なんとこの分岐点の入り口が通行止めです。先月の雨で道が崩れているそうですが、自転車なら行けるのかと聞くと生返事、無理矢理いって迷惑をかけるのも悪いし、来た道を戻ることにします。思うに駅の案内所ではそんな注意はないし、上り口にも表示がない、かなり不親切。現場の警備の勝手な最良でしょう。
ところで、サングラスの彼女はどうしたのか、警備のおっさんとでは英語が通じないから突き切って南阿蘇に降りたのか???
我々はきた道をかなり下ってから、行きそびれた東側の周回コースを逆行して箱石峠へ往復することにします。地図の標高は阿蘇火口1260mで下ったところは南阿蘇そして次のピークは箱石峠900mです。
ところで、サングラスの彼女はどうしたのか、警備のおっさんとでは英語が通じないから突き切って南阿蘇に降りたのか???
我々はきた道をかなり下ってから、行きそびれた東側の周回コースを逆行して箱石峠へ往復することにします。地図の標高は阿蘇火口1260mで下ったところは南阿蘇そして次のピークは箱石峠900mです。
つぃでに、あの噴水のおっさんと、ハウスの管理人のおばさんの悪口を言って楽しみます。
さらに進むとこい村と名のつく駐車場にでますが、後方に大きなホテルがあります。廃屋です。これがいこい村です。阿蘇観光も地震の後下火になっているのかも。
箱石峠には標高900mでちょとした登り、バッテリーのパワーランプが点滅してもうすぐなくなると警告しますが、帰り道は下り一方ですので、安心して登ります。
箱石峠900mから。根子岳?を見る |
シャワーを浴びて、洗濯をして、ビールを飲んで一服です。6時過ぎに再び弁当屋に出かけて軽い夕食。就寝です。計画では明日行くポイントの「Gmapでの写真を検索して見逃しのないようにする。」と言うルーチンも今回も忘れています。ビールですぐ眠ってしまうからです。
7月24日 水
今日から九重高原を通って2泊で大分に行きます。コースは阿蘇駅>西のミルクロード上がり大観望>牧ノ戸1331m長者原>大吊橋・九酔温泉>大分駅 全行程126km 中央部60km地点が牧ノ戸標高1331m
朝5時起床、例の弁当屋で朝食すませ、昼弁当のおにぎり2個をもって出発です。西の赤池までいって参勤交代の石畳の古跡をみてミルクロードを大観望に行く計画です。西に行くための国道57号線走るのが嫌で、すこし北側の農道を走ります。途中に参勤交代の古跡石畳の表示があったので地図を確かめもせず一気に登ります。途中30度にもなるかのような細い小道になりハイパワー3で無理矢理あがりますがとうとう無理です。歩いて偵察しますがさらに急峻になり、諦めて戻ることにして下ります。あまりの下り急峻で道を外れて転倒、自転車の下敷きです。右足すねをかなりすりむいて血がでています。
元の村道を曲がり曲がりして、ミルクロードの古跡二重峠石畳に到着です。参勤交代時の道だそうですがなかなか立派な石畳。
河原君の自転車のバッテリの残量がかなり少なくなっています。おそらく今日の目的地九重ヒュッテには無理でしょう。どうするかな、行けるとこまでいきます。
ミルクロードはなだらかな草原の登り道、牧場がたくさんあるところからこの名前がついたのでしょう。途中に展望所はそこそこあって眼下に内牧温泉がみえます。そして内牧温泉から上がってくる212号線の交差点を越えると、大観望に到着です。売店や、食堂があり、自動車とバイクが沢山停まっています。もちろん外国人の沢山いらっしゃいます。あまりの賑やかさ、ちょっとね。
大観望は写真の背景の山並みが女性の寝姿に見えるので有名なんだそうです。
eBikeはのんびりと草原を走りますが、河原君は電気を切ってできるだけ人力で走ります。とうとう九重YHのある標高1034m手前の442号線と11号線やまなみハイウエイの交差点手前でダウンです。これから牧ノ戸峠まで急峻な登り高さ300mなど重いeBikeを押して上がれるものではありません。eBikeはバッテリーが切れても人力で進めるなんて思いがちですが、平坦か下り坂の場合の話です。
今夜の宿泊の九重ヒュッテに電話を入れて迎えに来てくれとお願い。気前よくOKの返事。2台の自転車が詰めるワゴン車と軽四で女将さんと娘さんとで迎えにきてくれます。迎えの車は、次々現れる急カーブを登って行くと1時間も乗っているような感じ。実際は15分程度でしょう。そして、牧ノ戸峠を越え長者ヶ原手前から細い山道を登るとヒュッテにつきます。
小屋のお姉さん。とっても気さく |
星生温泉露天風呂 |
この露天風呂は山恵の湯と言い星生ホテルの外湯の露天風呂です。渓谷沿いでカジカの鳴く声が情緒たっぷり。最高です。素晴らしい露天風呂。時間が早いので我々2人だけ。
湯から戻って夕食です。
ヒュッテの夕食は山菜と、アマゴの塩焼き、そして山菜の天ぷらは一点一点ラベルがついてでてきましたが、正直どれも同じ味、ただしコーンのかき揚げは甘くておいしかったです。山菜の天ぷらは揚げたてすぐなら味がするそうですが。締めは団子汁です。
河原君はバッテリーの充電が不完全なのは、充電器の冷却不足なせいだろう思うとのこと。風通しの好いところで充電すべきかも。
7月25日
お世話になった山小屋の皆さんと記念撮影。本当にありがとうございました。河原君はお世話になったお礼に彼の地元、揖保そうめんを送るそうです。おばさん期待しているよと。
このあたりは、そーめんではなく、団子汁です。
記念撮影は真ん中は女将さん |
本日は戻って勾配のきつい牧ノ戸峠にいきます。早朝売店の人の少ないの山道を展望台1331mに足であがります。かなりしんどい、自転車では歩く力はつかないのですよ。
牧ノ戸展望台から 後方は由布岳と鶴見岳 |
ブログのハイライトで、あいにく2人並んでシャターを押してくれる人もあらず。
長者ヶ原のビジターセンター裏からタテ原湿原を散策します。このセンターは環境省の出先ですので、中にはいろいろな展示物がありますが、我々が暇だとみて、アンケートに協力してくれと用紙ならぬタブレットを持ってきますが、やたら字が小さくて回答するのに読むのが苦労します。まさしくお国の仕事ですね。
たて原湿原 |
しばらくして大雨。自転車を軒下に入れますがさらに降ってびしゃびしゃ。小一時間で雨はやみましたので九酔温泉に向かって出発。
走り出すとなんだかおかしい、モータの回転が不規則。雨に濡れたのでどこかショートしているかも?停まってよく見ると、クランク軸につけたパルス発生の磁石板が安定して回転しない。以前によかれと思て取り付けたスペーサがいたずらしているらしい。切りとることで完治。思うにスロットルレーバーがあってクランクを回転させないでもモータを駆動できるのですが、あいにく外してあります。非常用につけておくと好いかも。
小一時間もすると大吊橋の大い駐車場にでます。あたりは。売店や食堂がならび見世物小屋の雰囲気です。入場券500円を買ってもぎりのおっちゃんに通してもらうと、やっと吊り橋がみえます。ただ見ができないよう売店などでガードしてあるのですね。
九重夢吊り橋360m |
2006年完成全長390m幅1.5m谷からの高さ390m総工費20億。人だけがとおる日本一の吊り橋だそうですが、しまなみ海道の橋のほうがとは思うけど。
警備員のおっちゃん曰わく、最初、建設には大反対だそうですが、なとか言う国家議員さんの口利きで20億の融資をもらい建設開始。なんと夢が当たって4年で償却、今は儲かるだけ。「その割には我々の給与は全く上がらない」というので、警備のおっちゃんに達全員にインタビューしながら吊り橋を揺すりながら戻りました。
そして次は九酔温泉「2匹の鬼」にいきます。三ッ星温泉旅館一泊17500円。この山旅最高の贅沢です。
ところがです、電気がつかない。温泉も別小屋の家族風呂です。部屋に戻ってフロントに文句、いくら待ってもだめ。再度電話するが応答なし。20分ほどで、街灯も含めて点灯。予約時にちょっと値切ったせいで嫌がらせをされているのか。すっかり気分を悪くします。やっと明かりのついた家族風呂で狭くて、薄暗くてなんだか穴倉。
さてさて夕食は6時から遅れるなとの注意書き。フロントにある大広間で、大百合の花は舞台いっぱい飾ってあります。料理はすでに数々並べてありますが、まだまだ出てくるそうです。給仕は数人の少女が世話をしますが、私たちはベトナムのマリちゃんです。こんな山奥で給仕とはなんだかかわいそう。人買いに売られてきたような気がしますね。でも、お決まりの日本語の発音は日本人以上です。
料理は最初はゆっくりですが、終わり近くになると、次々料理を運んできてせかされているようです。マリちゃんに協力して急いでかたずけていきます。もちろん他のテーブルも同じ。結果、お腹は満足でしょうが、気持ちはどうもね。料理の品数よりのんびりと食べさせてほしい。
翌朝は8時からですが、早めに行って支払いを済まそうとしますが、誰も出てこない。8時きっかりにフロントを開けて、並んだ客を食堂に案内。
いつも我々の自転車旅行は好んで民宿です。その土地に定番料理はおもてなしを感じるのです。今回は初めて三ッ星旅館でちょっとした贅沢をしましたが、時間限定のコース料理のサービスはいかがなものか。多分従業員不足で数分刻みのサービス手順に特化しているのでしょう。思うに料理の皿を減らす方がいいですよ。
7月26日 金
そして、数分早く出発した私、なんだか見覚えのない道です。しばらく相棒が来ないので自転車の故障かと思い、旅館に戻ります。彼はいません。私がどうも反対の方向に出発したらしい。これ私の方向感覚のなさ。度々間違えます。1人でのNZ旅行の時も昼食のあと雨の中1時間も迷いました。つまり逆方向に進んでいたのです。今回は10分ほどで気がつきましたね。
本日は大分に出るのですが、山並みハイウエイを進んで湯布院行くのではなく、湯平温泉経由で大分に下りります。湯布院市役所から、県道210を下界に降りるりますが、だんだん暑くなります。
本日は大分に出るのですが、山並みハイウエイを進んで湯布院行くのではなく、湯平温泉経由で大分に下りります。湯布院市役所から、県道210を下界に降りるりますが、だんだん暑くなります。
大分市内にはいり交通量が増えよくわかりません。自転車の高校生に駅まで先導してもらいます。
駅の案内所で今夜の温泉付きビジネスを聞きますが、インターハイとかで結構混んでいるとのこと。温泉と朝食付きを2,3電話してもだめ、結局、近くの東横INNにします。ただし会員証が必要とのこと、私は10年近く使ったことのない会員証があります。
フロントに行って驚いたことに、この会員証で自動チェックインするロボットシステムです。どこも人手不足で合理化がどんどんすすみますね。
フロントに行って驚いたことに、この会員証で自動チェックインするロボットシステムです。どこも人手不足で合理化がどんどんすすみますね。
7月27日 土
このビジネスは朝食が無料で6:30からだそうです。なんと朝6時過ぎにフロントに降りると、高校生が長い列をなして朝食の開始を待っています。 フロントに聞くと8時過ぎならないと空かないとのこと。朝食をパスして7時過ぎの特急列車で小倉経由新幹線で帰途につきました。
後書き:
真夏の九州のサイクリングは暑いと敬遠していましたが、山旅なら涼しかろうと阿蘇と九重を選びました。標高が高いぶん涼しいです。それに緑の草原と山は美しいです。
行ってみて、コースのおすすめコース
初日は南阿蘇で1泊。翌朝は阿蘇中岳に登り、JR阿蘇を越えて阿蘇神社に行き阿蘇市中心部の古い宿屋に泊まる。3日目の九重縦断は120号線で内牧温泉から大観望に上がる。そして牧ノ戸峠を越えて長者ヶ原てまえからの東の九重ヒュッテで泊まり。翌日はやまなみハイウエイで由布院温泉に泊まり、別府に下りるのがよいと思います。ちなみに夢の大吊橋はどうもね。
eBikeの輪行
輪行はとっても重いので、バッテリーは外して手荷物と一緒にする。後輪はチェーンをはすしてフリーにします。前輪はずし、ハンドルホークは折りたたんで、写真のような自作した車輪をつけ転がして移動できます。重い荷物は、自転車の荷台に載せます。エレベータのないホーム間の移動は、荷物と自転車は別々に往復して運びます。
それでは、コメント是非おねがいしますね。
阿蘇で見かけ香港の彼女、投稿を期待していますよ。
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