新春台湾東部サイクリングと輪行の旅7日間
昨年の秋の例会、台湾はいつが良い?。
夏は暑すぎるから、11月~1月です。2月になると春節の家族旅行のシーズン、それに雨も多いです。
その場に居合わせた人達に聞いて、正月明け五日出発と即決。
お勤めの方は無理として6人ぐらいかなと云うことですが、結局4人で行くことになりました。
計画のこと。
私は6年間の新竹で働いていたのですが、 自転車乗りは日本に帰ってきて始めたんです。
台湾にいる時は一度、若い人達に誘われて南寮海岸自転車路を走りました。借りた自転車がマウンテンで小さ過ぎてサドルも上がらず、帰り道に痙攣を起こしてダウンしました。以降だれも誘ってはくれないし、蒸し暑い台湾の春から秋、自転車なんぞは物好きの運動と思っていました。だから台湾の自転車事情など興味も無かったのです。
今回のサイクリング、中国語などさほど必要なくやってみれば何とかなりました。ただ、その分事前調査は念入りにしました。
それで今では台湾の自転車旅行のアドバイザーができるという自信有りです、冗談です。
自転車旅行の計画は結構楽しいですね。山登りと違って詳細のコースガイドがあるわけでなく、全て手作りなんですね。
計画は最年長で初心者の私に合わせて、以下の条件にしました。
1)1日100km登り勾配8度1時間以上なんて言う恐ろしいレベルではなく、出来るだけ平坦で、景色の綺麗なコース。
2)鉄道でバックアップが出来ること。台湾最南端に行くこと。鉄道はありませんが。ここは台湾で大ブレークした映画”海角七号”の舞台と、ビキニの小姐がいっぱいなど友達に云われていたし、見てくれば大いに自慢できると思ったからです。
3)去年図書館で見つけた「台湾自転車気儘旅行 世界一屋台メシのうまい国へ」をぜひ味わって見たい。実は6年間の台湾生活で、屋台メシを積極的に試した事はなかったからです。
4)東部海岸の町と村に見る自然な日本の面影を感じてみる事。
司馬遼太郎の台湾紀行の影響です。未原住民間では日本語が共通語という話 し。(30年ほど前の話らしい。)
5)最重要事項、神戸自転車同好会の一員として、自転車王国台湾実感してもらう。そして是非「台湾好き」と云う人になってもらおう。
輪行の情報は知り合いで、台北の自転車乗りのS君にメールで問合わせましたが。彼はいわゆる肉体鍛錬指向で、輪行など興味がないようです。色々調べてはくれましたが、どうもはっきりしません。ルート情報もうまくとれませんでした。
大阪の台湾観光協会に行ってサイクリングの事を聞きましたがネットで探してくれる程度、地図と時刻表と東部観光の冊子はもらってきました。
そこで、台北ナビhttp://www.taipeinavi.com/という検索サイトを教えてもらいました。このサイトは、台湾で運営されている様で、具体的なアドバイスが得られます。ホテルの予約も現地払いで出来る様です。私は空港からのワゴンの送迎車の予約と花蓮のバスの輪行の情報をとりました。掲示板などを最初から利用すれば輪行大好きさんのアドバイスが得られたんだと思います。
事後ですが、帰り際に新竹の本屋さんで「東台湾単車逍遥遊」という自転車旅行のコースガイドブックを見つけて来ました。次の機会には活用します。
また、台湾で自転車のレンタルが出来ないかを調べました。Giantはやっています。でも、貸し自転車で長距離走るのは心配ですし、輪行できるタイプかも分かりません。やっぱり日本から持って行くのが安心です。ちなみにGiant自転車は各地にレンタル自転車店を配置していますので、一泊程度のサイクリングに借りるのは問題ないでしょう。
計画のサイクリングコース。
3日目 瑞穂駅から池上まで輪行(50k)
(この間、瑞穂温泉自転車道や海側の長浜自転車道などはパス)
台東駅から西海岸仿寮まで輪行。さらに南下し恒春へ。
6日目高雄愛河周辺と旗津半島サイクリング。
8日目故宮博物館或いは淡水を見て、午後空港へ。
中華航空と自転車。
中華航空の自転車の制限寸法3辺合計210mm 重量は他の荷物合計で22kg これはかなり厳しいです。寸法はハンドルを外せばOKですが、梱包材こみ自転車重量12~14kg、従って残り8㎏です。ホテルや汽車の予約と詳細情報などお世話願った小姐へのお土産とPCなど重い物はリックに入れて機内持ち込みとして、カンターの秤22.5kで何とかパス。ANAで行った内モンゴルとはえらい違いです。
それに、桃園空港では自転車はコンベヤーに載せられて出てきましたので、扱いは心配です。荷物の損傷は責任持ちませんのサインもさせられました。
台湾の輪行事情
第1日目は松山8:29>花蓮10:52自強号で、東部海岸の花蓮への輪行です。
前売り切符の購入を依頼した小姐が問合わせしてきたのは自転車を裸で乗せるのか、袋詰めにして乗せるのかですが、裸の場合は300元(約千円)の別運賃がいるとのこと。
台鉄規定とS君の情報では裸で乗せらられるのは朝一番の列車だけと、さらに3日前に予約とのこと、規定にも書いてあります。でも実際の時刻表に自強号急行列車にはほとんど自転車のマークがついています。よく分かりません。
我々は最初の事もあり駅前で袋詰めして載せました。松山から乗った列車は自転車放置区が最後尾にあるはずです。探しましたが見あたりません。 後ほど列車の自転車の放置区を探しに行くと先頭の
12車です。東周りの列車の車両番号は最後尾が1号車で12号車の自転車置き場は先頭車両と云うことです。
我々は空いているので適当に自転車を置きましたが、列車が満員だったらかなり恐縮しなければならないところです。
花蓮駅からは、さらに輪行でタロコ渓谷行きのバスに乗るのですが、一見みたところ小さなバスで車体下の荷物置き場など有りません。きっと大きなバスがくるのだと思っていると、バスの最後尾が開いて自転車を載せます。
地下鉄MRTは台北、高雄とも自転車は裸で載せられます。
ただし、混雑するターミナル駅は出来ないとのことです。
我々は経験として、高雄の後駅から左営新幹線駅まで60元の距離一律運賃を払って乗って見ました。自転車は各扉ごと1台ずつです、大勢なら分散乗車と言うことですね。
台北ではMRTはかなり遠くまで行っているので、一泊泊まりの
自転車旅行ホテル事情
空港の税関はフリーパスでて、ネットで予約しておいいた9人乗りのワゴン車が迎えてくれています。松山台鉄駅近くのプチホテルに2時前に到着。 フロントの小姐はとってもフレンドリーです。
梱包外しと組み立を狭いロビーでOKしてくれました。自転車旅行はプチホテルに限ります。とっても親切です。
フロントでは自転車は最優遇でロービーに保管してくれます。
旅先のホテルはわかりやすいように「地球の歩き方」に乗っているホテルを台湾の小姐Wさんに予約してもらいました。
ただ、実際の困った事は、どこでも、国道から駅への道路案内指示が少なく、路を聞くても通りの名前が聞き取れないから、指さす方向だけが頼りです。聞き回ってやっとホテルに着きました。
いま考えると、地図を示して聞けば簡単に理解出来筈です。(是非参考にしてください。)
期待の瑞穂温泉は1泊300元で畳大相部屋です。
温泉はナマズの養殖池の様な感じで素朴と云うか、いい加減と云うか湯槽に下りるのが一苦労です。でも、お湯は最高、脚の疲れも一気に解消です。登山中の小屋がけ温泉と思ってください。
温泉はナマズの養殖池の様な感じで素朴と云うか、いい加減と云うか湯槽に下りるのが一苦労です。でも、お湯は最高、脚の疲れも一気に解消です。登山中の小屋がけ温泉と思ってください。
高雄ではホテルは4つ星の以前の会社の特約ホテルです。5割引きです。チャンと湯船につかるのは久しぶり。
B級グルメ
台北松山では夕食に、饒河街夜市の屋台メシに出かけたのですが、あまりの人出にやっと名物胡椒餅を買って立ち食いして、後は持ち帰りでホテルでビールと夕食。やはり屋台メシは屋台で食べないとダメですね。花蓮ここは一番期待でしたが、不運に見舞われました。
夕食は予定のアンコウ鍋の店祝楽活海鮮が見つからない、日本語のできるタクシーの運転手が1時間も必死で探してくれたんですが、結局ダメ。しかたがないので、彼の紹介の日本人経営店で夕食。マスターに聞くと別の場所に移転をしたそうです。運転手さんには気の毒しました。
大塚さんはここの刺身にあったんではと思います。過去の経過でも18時間で突如下痢が始まりすっかり出さないと直らないです。
もう一つの美味い物、虱目魚粥。台湾語でこの魚サバヒーと云うそうで、日本語の読みはシラミです。シラスの様な魚と思っていましたが、大きめの鰯程度の大きさで、粥に入れて食べるそうです。ホテルのすぐ前が有名店ですが、朝はやっていない。夜に粥を食べる訳にもいかないので、食べ損ないました。本当に美味しいとネットに書いて有りました。誰か、花蓮に行ったらまず第一に駅前で食べて見てください。
瑞穂温泉の夕食
池上では駅弁が有名で、いたるところ池上弁当の看板。弁当博物館まであり。最上級弁当75元です。煮卵、鶏の脚と少しの漬け物が白米の中に埋まっています。まずくはありませんが,所詮冷たい駅弁です。台湾では弁当を持って行くと云う習慣はありませので、どうしてこんなに有名かと思いますが、昔日本人が始めた駅弁、それに台湾の米所ということで、根付いたんでしょうね。
西海岸の仿寮駅前で、私のよく知る八方雲州とか云う餃子専門店を見つけてためらわず案内しました。
鍋貼(焼き餃子)水餃子色々。一個五元です。4つずつ五種類注文しました。好きなタレを自分で調合します。全国チェーンですので、台湾ではどこでも見かけます。日本でやれば絶対繁盛すると思うけど。どなたか日本で開店いかがですか。
恒春の鴨肉店「地球の歩き方」に書いて有った店です
が結構町外れです。大塚さんも元気になって、食欲回復ですから、みんなてくてく歩きましたよ。店は台湾風庶民ふう、汚くて、安くて、美味くて,活気に満ちてた満員。独りならとても入れません。4人なら怖い者知らずで何でも出来るます。メニューなんぞ有りません。表の露天厨房に行って素材と調理方法を指定します。メインの蒸し鴨肉は脂気なくあっさりして、いくらでも食べれるます。騒々しいけど、台湾人になった感じでリラックス出来ます。
が結構町外れです。大塚さんも元気になって、食欲回復ですから、みんなてくてく歩きましたよ。店は台湾風庶民ふう、汚くて、安くて、美味くて,活気に満ちてた満員。独りならとても入れません。4人なら怖い者知らずで何でも出来るます。メニューなんぞ有りません。表の露天厨房に行って素材と調理方法を指定します。メインの蒸し鴨肉は脂気なくあっさりして、いくらでも食べれるます。騒々しいけど、台湾人になった感じでリラックス出来ます。
鵡鑿鼻海岸の海鮮焼きそば。
台湾で焼きそばと言えば、主食代わりでたいした具もないけどここのは魚貝類いっぱい。でも焼きそばは所詮焼きそば。たいしたことはありません。本は大げさです。結構高い250元。
広い通りでバイクも通行可、余裕があるので、屋台に陣取って食事出来ます。結構美味しいのです。食事が終わればさっさとたたないと勢いのいいおばさん小姐の追い立てを喰います。
台北に帰ってきて、ここは私が親しい台湾の人を招待する唯一の台湾料理の店、一時勢いがなかったが、今回行って見てすっかり店も改装、日本語の上手なおばちゃんにアドバイスをしてもらいいっぱい台湾料理を食べました。 最初に出てきた大きな生シジミのニンニク醤油付けは酒飲みにはたまらないでしょう。
よく食べる大根餅は台湾料理ではないと断られました。そんな筈は無いけど。Facebookで知り合いの小姐も3人来てくれて痛痛快快飲食べました。
今回お世話になった台湾の人たちにを代表でご馳走そうした訳です。
ここで大塚さんの突然の腹痛。多分発熱もあったかも、でもよく頑張って瑞穂温泉まで走っていただきました。食事のあと私と中村さんは名物のアイスクリーム。向井さんは冷たい物用心で、ダメと言いながら、お裾分けをすれば結構食べていました。
行きそびれた自転車路。
次の日瑞穂から台東への9号公路は花東渓谷路の名前で自転車路としても人気がありますが、途中には5カ所ほどの花いっぱいの自転車路が有り、近く温泉と組み合わせて、自転車人には見逃せないリソート地だそうです。
この中で鹿野の手前に武陵緑色隧道という迂回路に寄り道できました。澄み切った川の水に日本の里山を思いました。遠くに美しい大きな修道院があり、実は刑務所です。あんな所なら入監しても良いのだとみんな思いましたよ。
メインの9号線と平行して山麓に旧道197有ります。アップダウンはあるにしろ。時間があれば素朴な村人に会えて、面白いでしょうね。多分時間は1.5倍はかかると思いますが。さらに一泊必要です。
そんな訳で、台湾サイクリング道路は西側、北側と、内陸側とコースも色々あり是非また機会があればみんなで出かけましょう。
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