紅葉の秋田-青森2013/10 

 東北は大学1回生の夏、一級上の先輩につれられて、テントならぬポンチョでの貧乏旅行。20日間かけて全県回ったけど、今回ホンの一部、角館から八幡平-十和田-八甲田そして、五能線日本海を下り白神山地へ。竜飛岬は行きそびれました。 
 やっぱり山間部はしんどい、登りはほとんど歩いていましたが、下りとの差し引き時速10Kmは何とか、でも秋の夕暮れは早い。3時半になるともう薄暗く、あせってきます。


1日目:10/16
 台風26号のおかげで、予約してあったANAは欠航。出発するかどうか迷ったけど、先行予約宿もあって、とりあえず新幹線で出発。台風で4時間遅れで、秋田角館に午後4時半に到着です。
角館温泉の”民宿ねこの鈴。”人はねこちゃんです。600米掘った温泉は塩浴で新しくて最高です。


2日目10/17
7時夜半の雨はやんでいる。晴れるとのことで、安心して、武家屋敷通りに向う。 
ところが10分もしないのに、かなり降ってくる。今日の行程は山道70kmです。用心して、雨具、靴カバ-で完全装備。


 角館の紅葉などどこにも無し。二週間早い。春にはこの一体は桜並木でですが、青々しています。
武家屋敷朝早すぎて見学はできません。
 いよいよ田沢湖に向かって出発、雨もやんだ。薄日も差してきた。
田沢湖へのR105が見つからない。決心して、R46を盛岡方向に走って見つける。

R105からR60への峠道村の物産館がある。 実に安い。それに販売の女の子も若い可愛い。 
秋田美人というのはこの地域の特産ですかね。
安全標語「秋田美人をみてゆっくり走ろう」とある。
 栗200円
ナメコ150円
わさび130円



田沢湖に到着。伝説民話の「たつこ像」の黄金色はアンマッチングです。水中に建てれば良いと思う。



日本一深いカルデラ湖で、国鱒が住むそうです。透明度も日本一。
田沢湖半周して、
昼飯に適当なレストランを探す。地図に載っているORAEレストランを見つける。イタリアンレストランです。やたら高そう。地ビールも作っている。天ぷら蕎麦とおにぎりなんぞありません。
とりあえずご飯類が必要と、ドリアを注文。
上品な量です。例の村の特産館で買った、栗の甘露煮で足せばよいと思うが後にします。おかげで玉川温泉急勾配で、ハンガーノック状態となりました。途中にお店はないんです。

 田沢湖を出るR341への短い峠道,頂上に雪を被った秋田駒を発見。やっと紅葉の風景だ。
秋田駒には乳頭温泉に泊まればと思うが、なんせ、標高差700米はある。明日は同じ道を下って玉川温泉に再度700米は登ることになる。一寸無理です。後でわかったのは、乳頭温泉は山の鄙びた温泉で、秋田で芸者でも連れて来れば情緒ある小説の世界
そんな事を考えて走るこの余裕はどうでしょう。
初冠雪の秋田駒ヶ岳1637米


秋扇湖

玉川温泉向かうR341は、八幡平から流れる玉川に沿って緩やかに登っている。
途中川を堰き止めて、秋扇湖と宝仙湖のダム湖ある。

秋扇湖と宝仙湖の間川は緩慢な流れで、秋扇湖の上手は湿原になっていて尾瀬沼のような景観です。特別に景勝地の指定が有る訳で無いけれど、チャリダーしかわからない至福の景色です。

 さらに上流の宝仙湖は4倍以上の大きさで、出口は玉川ダムになっています。誰もいないおきなダム。
カリヨンの鐘なるものを鳴らしてみたら、大水の警報の様な大きな音。
朝夕は自動でメロディが流れるそうです。
玉川ダムから見た宝仙湖
ダムを出たのは3時過ぎ、ひたすら玉川温泉に向かって意外とゆっくりした登り。後20km余あるはず。
確か、最後は急激な登りで標高400米があるはす。後12kmの表示でも勾配は変わらず。このまま着けば楽々チンと思いながら、ついに始まった急な登り、たった5km程度だが、押して登るも本当に苦しい。
 やっと写真の天蓋にさしかかって,対岸に温泉の大きな建物が見えた。

もう少しと思うと、かえって腹に力が入らない。これがハンガーノックか。例の栗の甘露煮を水で流し込み,もう一息登らねば。
5時半深い渓谷にかかる橋を渡って、ブナの森湯治館そよ風に到着。本日の行程70km高低差750m。田沢湖から道中谷間の何もない山道、雨でも降ったら凍死しかねない寂しい長いルートでした。


この宿は湯治客をベースにしている温泉だけどやたら値が高い。チャリダーには10,050円で、部屋を4っにカーテンで仕切った部屋がある。はっきり言って病院の相室です。
 でも、フロントのお兄さん達はとっても親切。自転車を大きな倉庫わざわざ案内してくれ、ねぎらいの言葉を沢山いただきました。
大食堂はバスで来た数百人の湯治客。夕食のバイキングでさながら巨大老人ホームの感じです。

温泉? 包丁が一晩で溶けてしまう強酸性泉で、効能は日本一だそうです。私は2倍薄めた湯だけにしました。
おしりの皮がむけたら大変だからね。


3日目 10/18
今日はさらに250m登って八幡平を越えます。十和田湖まで87km。
宿を出て昨日渡った橋の下が、新玉川温泉の湯本で、さらに2Km上流に玉川温泉があります。湯治の必要な老チャリダーは是非どうぞ。


昨日の続きの灌木帯の広い道をほとんどチャリを押して上がる。

1時間ほどで、峠の大場谷地湿原に着く。
展望台と描いてありました。
湿原の見晴らし台と言うから行ってみたら、これがそうです。てっきり数メ-タの楼望と思いきや、確かに台には違いない。
苦笑とはこのことです。
 湿原は夏でないとだめですね花はすっかり枯れてしまっています。
大場谷地全容




後は大好きな「人生~下り坂」一方です。
5㎞ほどを一気に下ると、八幡平の景勝ラインR23に登る分岐あります。後生掛温泉を通る八幡平景勝メインルートで松尾鉱山に下る山岳道路です。すなわち、50年前4人で延々と歩いた道です。盛岡からこのルートを選べば良かったかも。
ルートは八幡平の西側R341で、峠を越えて、鹿野の広い畑地に降り、ひたすら十和田に向かいます。
途中のナナカマドの並木の実が道路を赤く染めチャリでパチパチ音を立て行くのは悪戯子の気持ちです。


お昼は道の駅鹿野で豚重です。なかなか上品なこしらえで、味もわるくない。
なまはげ君も呼び込みで大忙し。


平坦な道を退屈しながら走る。このまま十和田湖に着けば楽々チンと思うが、
でも最後は、またもや急な登りです。躊躇無く押して行く。 やっと上がった発荷峠やれやれという感じ。
期待の十和田湖の紅葉はまだまだ。
立派な展望台からの十和田湖の眺め。





峠からの下りは最高とはいかぬ寒さに体をこわばらせての降下。
子の口には5時過ぎ到着。もう暗闇。
宿は暖かい民宿、温泉もある。「ひめます荘」だからヒメマスの刺身と焼き物。これで7500円。
チャリダーには民宿が似合う。


十和田湖乙女の像

4日目 10/19
朝の十和田湖の乙女の像をみて、子ノ口へ。

子の口から奥入瀬渓流沿いR103を下る。
これは広告です。

広い淵や小さな滝がありエコツワーの人たちで遊歩道は賑やかです。それでも、人のいない深い淵では山女や岩魚がいっぱ居そう。フライなんぞ絵になるけど多分禁漁なん でしょうね。
チャリに乗り出して、渓流釣りなどすっかり忘れたけど。川筋をみるとやってみたくなります。
 奥入瀬が終わるといよいよ八甲田高原への登りが始まります。
今日は酸ヶ湯を通って八甲田山のロープウエイ下まで40km、標高差800米です。

距離は高々40kmゆっくり行っても昼過ぎには着くつもり。
最初のポイントは蔦温泉
です。古い木造温泉がいかにも東北の温泉という感じ。
さらに登り道は八甲田十和田ゴールドラインですが、チャリが長くきつい坂道、黄色に色づいた橅のトンネルに元気をもらい、やっと昼過ぎ裏八甲田との分岐にたどり付きました。


 道はまだまだ,笠松峠に向かって登り。押して登るもハーハーと情けない。
しばし休憩。
後ろから、40リッターのザックを背負って、登ってくるチャリダーが来る。
さすがの彼も歩いて来ました。
重いザックを背負ってチャリに乗るのと、チャリに付けるのとどちらが楽か?考えてみる。物理的には同じだろうと、解けぬ問題を考えてながら登る。やってみる価値はあるかな。
テント持ちのチャリダーは意外とこのスタイルが多い道東でもこのスタイルは見ました。
ちなみに彼は日本一周9ヶ月目だそうです。

やっと八甲田が見えました。

峠までに途中睡蓮沼がありますが、
八甲田を写す沼だそうですが。??やっと標高1020米の笠松峠に到着

 少し下って 酸ヶ湯に到着。 賑やかなことこのうえない。考えてみると今日は土曜日です。
八甲田山から降りてくる登山グループ、みんなかっこ良い。若い山ガールス達、八甲田の紅葉とマッチしてとってもチャーミング。今から思えば写真をお願いしておけばよかったよ。


遅い昼めし、ノッケ蕎麦という、くず野菜と山菜を入れたヘルシー蕎麦を食べました。




そしてさらに下ること30分城ヶ倉の分かれを越えて八甲田ロープウエイに二時半ごろ到着。
あすは雨だから今日中に八甲田に登らないと。
800円払ってロープウエイに乗りました。

もっと見晴らしが良いと思ったけど800円ではこれまでですな。計画はチャンと頂上まで行くつもりで、連泊の宿を取っていたのですが、明日は雨とのことで、あきらめた訳です。 
 泊まりはロープウエイ側の八甲田山荘です。スキーロッジですが設備は上級、風呂は温泉ではありませんが掛け流しで24時間OKです。
料理もご覧のとうり見栄えだけでなく本当に美味しいです。それにすいているのが最高です。

5日目 10/20
 八甲田山の北側田代湿原の八甲田温泉まで17kmです。本来ロープウエイから八甲田山主峰1584mに登る予定でしたが、曇り後雨という予報。
今日はゆっくり温泉に浸かって休養日とします。
 R103は青森に向かいますが、しばらく走ってR40右折れして進むと、雪中行軍遭難碑の丘にでます。新田次郎の小説で有名なところ。日露戦争の訓練とは云え、百九十三名も遭難死です。

雪中立ちて仮死状態で救援隊の道標となる。



売店でりんご一個買って
田代湿原八甲田温泉に向かって橅林を行く。
雨の降らないうちに宿に着こうとがんばるが、やっぱり降り出す。。
昼過ぎ八甲田温泉にさほど濡れないうちに到着。
古い大きな木造であるが、隣に鉄筋のビルを建設中なり。山の温泉はこれが最後です。雨が降り出す。
傘をかりて、近くの田代湿原を散策する。


 雨の露天もわるくない。 
 八甲田温泉の夕食
小鉢7つ、見た目だけ豪華なり。昨日は満員、今日は10名そこそこ。   亀虫が沢山進入、うるさい。                 

6日目 10/21  

 夜半大きな雨音、朝になってやんでくれたらと思うが、そこそこの雨。雨具を着て一路昨日来た道を城ヶ倉まで戻る。雨に濡れた橅林は一段とあでやかです。


  もう、雨もやみ薄日が差してきた。
ここ一番の彩り紅葉の城ヶ倉分岐。

R103と黒石方面分岐点
 城ヶ倉大橋は支柱間255mは日本最長。
高さ120m,歩道をチャリで渡るも落ちそうな感じ。
  

 
 後は黒石にどんどん下るだけ。スピードが出て、チャリが壊れないかと心配です。
里に下りてくると、初めて見るリンゴの林、道路脇に無造作になってています。おもわず1個失敬したくなりました。美味しそう。



 黒石温泉郷入り口に、こけしの里とか云う展示村に寄り道。
昼飯がまだなので、口八丁のおっさんに薦められたスープ焼きそば。よせばよかった。ウスターソースをお湯で割ったようなスープ。
想像どうりのまずさ。

さらに別の客に薦めるおっさんにひつこく毒づいたら、商売妨害だから出て行けと言われた。
こんなにまずいのだから沢山食べて残せば良かったけど、貧乏症で無理やり腹に押し込んだが、弘前に向かって走りながら気持ち悪さと腹立たしさ。これでも、B級グルメ大会で好評だったとのこと。ジエジエ!!

 

 3時前に弘前に着いた。
今日は東横インだ。荷物を預けて弘前城に行く。
チャリの旅行は各地の城が目標になる事が多い。
必ず地方の城に行くと戊辰戦争の時にどうしたかが、私の関心事ですが、まったく触れられていない城は事情もいろいろある。
この弘前藩も最初は奥州連盟に入っていたが、早くも寝返って官軍になっている。会津藩への遠慮というものか。

弘前城から見た岩木山。残念ながら頂上は雲が。


 大手門近辺の官庁街は
四季折々変化する岩木山が見られて仕事もケッパルことでしょうね。





弘前市立観光観のねぶた山車など見学。






7日目 10/22

今日は岩木山に登ってそれから山麓を一周78kmの工程です。
温泉まで30km登りだけど、ぜんぜん楽チン。追い風のせいかな。
やっぱり、至る所のりんご畑のヘロモンの性かな。
下の銀紙は反射でりんご全体を赤くするためでしょう。
途中の岩木神社は、「奥日光」と云われるほど豪華なつくりです。
柄にもなく100円のお賽銭をあげて安全祈願をしました。後ほどご利益がありました。



この岩木神社を越えると、日本一長い桜街道です。5月の春はりんごの花と桜美しいでしょうね。
ところで、肝心の岩木山は頂上こそガスってますが、このグラデーションの美しさ。


石坂洋二の故郷だそうで、文学碑がありました。「若い人」の舞台もこのあたりだそうです。
「青い山脈」の歌碑もありました。
私の青春時代を思い出す、文学碑です。

11時半には嶽温泉のバス停に到着、発車まで近くで食事。
うっかりカレーを注文、しまった。最近は何処でもレトルトパックなんです。




バス代往復2000円20分で8合目。
リフトは先週でお終いです。

8合目より白神山地と深浦の日本海を望む。
青い山脈の歌もこの山脈だそうです。

岩木山8合目より五能線日本海


















山麓一周はガスで岩木山の雄姿は期待できないから、来た道を弘前まで帰ことにしました。
下る一方だから1時間少しで駅まで、途中昨日食べたてんぷら蕎麦につづいて、山菜蕎麦とマグロ丼。店は吉野家です。もちろん牛丼の吉野家。こんな店は日本国中ここだけでは?


弘前駅から4時半の列車で青森まで輪行。

青森駅の弘前からのプラットホームは西の端。
東の出口まで延々100mはある。チャリと荷物で二往復です。
今夜も東横イン青森です。

 さて、一眠りして明日の日程チェック。
津軽線で竜飛岬近くの駅三厩には、昼過12:30分の列車しかない。それから竜飛岬を回って小泊まで50kmが精々。 秋田男鹿半島まで残り230kmを2泊で走らねばならない。さらに白神山も。
 悪いことに最後の日は台風の余波で雨の予報。 竜飛に行くか能代の白神山地に行くか、宿の予約もまだだし、迷います。

 日目 10/23
結局十二湖のある白神山地を選ぶことにした。
 そのためには、昨日来た弘前に逆戻りして川辺駅で五能線に乗り換え鯵ヶ沢まで輪行することになる。それも到着は12時過ぎ。
昨日夕刻の青森への輪行は全くの無駄。岩木山の嶽温泉から鯵ヶ沢に走ればよかったのに。まる1日とJRに4000円ほど寄付した訳けです。

昼過ぎに着いた鯵ヶ沢駅で、駅前の出店で、鶏天(チキンボ-)を食べて十二湖に向けて出発。

ちなみに、当地は舞の海の出身地だそうです。 ケッパレ「舞の海」の看板。ズート前に現役引退したのに。でも応援したい気持ちはわかるね。 彼はいい男だし。                                     

鯵ヶ沢より15kmほどで千畳敷に到着するが、ここに太宰治の文学碑がある。小説
「津軽」の一文がこの地のことが書かれている。
現物景色より、彼の情景描写ほうがずっと趣がある。ここで初めて太宰の文章に触れました。


本当に上手な文章と思うが、本で読むのと、ここで碑文を読むのとは違うでしょうね。





このあたりの海岸は夕日海岸となずけられているが、もはや4時過ぎ。道は国道と平行して海側に旧道があるので、選んで走る夕暮れが迫った旧道は道標もなくチャリダーには不親切です。深浦の駅には観光用のレンタルチャリがあるのに。役場の皆さんがんばってください。


 さらに悪い事に、突然、道にロープが張ってあって、あわてて、前輪の急ブレーキをかけたら、頭から道路に転げました。
ヘルメット越しにぶつけた頭、一瞬しまったと思ったが、鼻血だけで外傷なし。どうも完全一回転したようです。とんだ命拾いかも。岩木神社の100円のお賽銭とヘルメットのご利益です。
ロープの張ってあった道は旧道からの私道の別れで、進入禁止の看板があるが、もう薄暗くて気がつかない。本当に不親切なところです。

 やっと夕暮れの深浦湾に到着。宿は北前船港を越えて高台の岡崎海岸にあるらしいが、すっかり暗くなってまだまだ登るのか、不安です。

 昨夜遅くネットで見つけた「ペンション深浦」。
湾の高台ににありました。海への眺望に最適なところです。
残念なのは歴史のある北前船の港は山陰で見えないことです。
 オーナーの奥さんはとっても親切で、転倒事故の話に、とっても心配してくれました。
だだ、料理の多さには閉口でした。

日目 10/24
翌朝、表に出ると五能線のが眼下にみえ、50mのプールが海中に作られてあり、さらに海岸が広がっています。 
 今日は時間もあるから、白神山地の入口の十二湖に行って世界自然遺産白神山地を体感しよう。
 そのあとは東能代まで50km程度です。夕刻には雨の予報。


岡崎海岸から約15kmほどで、十二湖にいく道がある。簡単だと思って登るが、結構な勾配。
十二湖のエコミュジアムは、立派な建物、たぶん環境省が立てたのでしょう。 来館者は私だけです。なんだか気の毒。
土産物ものでも売らないと人は寄らないのか?

王池西湖

越口の池


岩魚の親分イトウが飼育されている。
釣キチ三平の釣った1mある奴。10年15年も池に飼ってあります。頭が大きくて、鯰の様な感じじです。




こいつは水槽にいたので30cmぐらいで、岩魚と同じ形態。








一番人気の青池で実際水が青色です。ここから崩れ山まで1時間30分



十二湖は、湿原の池糖の集まりと思っていたが、沢が崩山の崩壊でせき止めらて出来た三十数の池だそうです。崩山940mから見ると十二の湖が見えるので名づけたそうです。
白神岳前哨の大崩山940m

さらに、主峰白神岳1235mまで4時間とのこと。百名山に入っていないので名山マニアはいなから、ゆっくり自然を満喫して登るのがよいとのこと。

 十二湖をぐるっと回って十二湖駅に下りてると、列車「リゾート白神」の青池編成車の来るが見えました。
この写真はWebから拝借したものですが、五能線は鉄道マニア人気の地です。
日本海と、白神山地の取り合わせ、
チャリダーには時刻表を持ってじっと撮影ポイントで待つなどできっこない話です。
興味があればLink;5能線テッチャン写真をClickしてご覧ください。


 チャリはひたすら能代に向けて40kmほど行くのみ。
途中、イカずくし定食やハタハタ館など、地元料理の店もいろいろある大間越海岸を走る。
天気がよければ日本海の青さと男鹿半島の青

列車の青が目にしみるということらしいが、もうすぐ雨の降り出す曇天は、冬の北の日本海の寂しさを感じさせるに充分です。


5時過ぎ能代の町に到着そして、終に雨が降り出す。今夜の泊まりルートインを探す。早く見つけなくっちゃ。

やっと見つけたルートイン、前日予約を焦った性かツインで7000円。会員証があるが何の得点もなし。

外は雨、混雑する館内のレストランで食事、隣のおっちゃん達の高笑いが、やたら喧しく不愉快。
席を替わりたいが、食べさしの皿を持って移動も行儀が悪いし、でも変わるべきであった。後悔しきり。

日目 10/25
 朝、かなりの雨、奥羽線の東能代まで約1時間奥羽線急行の停車駅にしては小さ駅。
 初めて五能線の普通列車の写真を撮る。
ここからの五能線は、世界遺産白神観光のおかげで立派な観光専用線
「リゾート白神」を日に4本も走らせている。
さらに、青池編成とか橅編成とかあるらしい。





昼過ぎ秋田駅に帰る。
駅員がお出迎え。私ではなく、新幹線秋田こまちが到着感じ。
金を使わないチャリダーは関係ない。

今夜の泊まりは東横イン秋田。安くてクリーンだから大きな町はすべてこのホテル。
明日、ANAで帰るためチャリを丁寧に梱包。
サイドバックの1個に、重いのを詰めて託送1250円です。
自転車なら箱詰めで、4000円。結構めんどだからサイドバックを送って自転車は担いで帰る。これお勧めです。

日目 10/26

昨夜から何度も台風27号のチェック。関東をかすめるらしい。
飛行機は飛ぶのか、飛ばないのか?
メールチェックを何度もする。出発のときも台風26号、午後8時過ぎフライト中止がメールで来てあわてたからです。  今日は問題なさそうです。

 午前中、秋田城に行く。実は久保田城で本当の秋田城は蝦夷の出柵としてその遺構は郊外にあるらしい。この久保田城は秋田藩で戊辰戦争では政府側につて、身内と苦しい戦いをしたらしい。




夕刻、秋田空港から伊丹に帰りました。
はじめて大阪上空の夜景をみながら、いったいどこに着陸するようなスペースがあるのと不思議でしたが、チャンと着陸しました。
 ところで、今回秋田へは飛行機を使ったことは大失敗です。
  • 4週間前の予約の切符は安いけれど紅葉時期設定が二週間早すぎた。
  • 予想もしなかった10月後半の台風到来で行きも返りも、無駄な日程を費やしました。

東北へ行くなら新幹線で充分です。来夏、道南には海底トンネルで函館かな。

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