札幌>宗谷岬>オホーツク>遠軽2014/7 

サロベツ原野のエゾカンゾウと利尻岳

7月1日

二人で撮った写真はこれだけ。
Peach Avで千歳に。
去年の夏は道東への一人旅。今年は道北へ旧友の河原君と8日間の旅をしてきました。
札幌から日本海側を宗谷岬へ、オホーツク海岸を南し、湧別サロマ湖まで600Km余り、そして石北線遠軽からバスで札幌まです。昨年は一人り旅だったけど、気心の知れた旧友との旅、とっても愉快でした。Nexus7を使ってFbookアップ、やっと慣れました。




2日目 7/2

出発はおなじみ北大クラーク像からです。昨夜泊ったYHはすぐ近くです。


右のチャリオは彼に無償供与したGiant。左は今年新しく買ったAnchorです。ロード専用のクロモリの細いフレームにあこがれたけど、荷物を載むのにいろいろ小細工をさせられました。ハンドルはブルホーンに改造しました。
 
 初日のことで90Kmを予定していましたが、民宿が満員???とのことで、出発の朝焦りました。Netの得意の河原くんが120Km地点のホテルを予約して出発。日本海側にでると石狩平野が続きます。石狩川の河口は海と平行に長い河口を作ってその北西岸の先端には灯台が有るのですが、行き止まりの原野になっいるので、東岸を途中まで行いって国道に戻りました。石狩灯の話は、「喜びも悲しみも行く歳月」の撮影地になった所だそうです。
 今日の行程の終には増毛のトンネル群を越えねばならないので、道草を最小限してなんです。

 お昼になったので、厚田町の入口付近の新しい食堂に入りましたが、最低価格のラーメン700円を注文、やたら塩辛いだけ。昼どきですので、次々旅行客が入ってきて高いウニ丼や海鮮丼を注文します。店のセルフのかたづけの強要もどきと愛想の悪さとにムーッとしました。少し行けば町営のお店もあるのにと、後悔しきり。

 北海道の地名はとってもユニークで感じがいいけど、「濃昼=ゴキブリ」と読むのでびっくり。実はゴキビルです。




 いよいよ始まった増毛のトンネル群。長い物で5つぐらいあったかな!
歩道が狭くて車道を走ります。
テールランプとバックミラ-は必需品です。


この断崖の上は暑寒別国定公園で暑寒別岳1492mあるのですが、たぶん海上からでないと見えないでしょうね。どんな山景色なんでしょう。





雄冬岬の滝
断崖絶壁をつらぬくトンネル群。昔は道が無くただ、断崖上に道があり追剥と熊がでたそうです。
 一寸童話の様な話ですね。





昔一家五人が熊に惨殺された記念碑なんかもあるらしい。




やっと到着した行程120Kmの増毛のホテル。何でホテルかというと、民宿はトンネル工事の人たちで全て借り上げられているとの情報。焦って、ここを予約。 温泉付きだから初日は良いかな。

3日目 7/3

今日は天売島へのフェリーのある羽幌まで80Kmあまり。
道内最古の小学校跡
 ホテルをで暑寒別川をこえると増毛の町があります。


増毛はニシンの中心地で栄えた町 ですが、ここにJRの留萌-増毛線の終点で、今は一日数本の電車が来ています。廃業した駅前旅館どんな物語があったのでしょうね。











今日は行程が短いので、沢山よりみ写真をとりながらのんびり。

途中見つけた蕎麦畑。素朴で楽しい風景。




 オロロン街道とか鰊街道とかで、あっちこっちに番屋の跡。個人の所有らしいけど。
ひょっとしたら来年は鰊が。
 留萌を越えるともうお昼過ぎですが、ウニ丼を食べるべく長い直線道路をひたすら北上、15Kmほどですが何と長いことか。おびら鰊番屋(道立史跡有料)を越えて、



2時前ウニ丼の店「すみれ」にトウチャコ!
国道232の両脇の店は昼には国道が渋滞するとのこと。2時でよかったよ。
ゆっくりゆっくり2500円を味わいましたが、高いという以外、さほど印象には残っていません。
サー皆さん召し上がれ!色の濃いほうが馬糞ウニだそうです。

 またもや、真っ直ぐな道を羽幌に、近いと思うがなかなか。
北海道の1Kmは内地の2Km以上です。??
向かい風だからかな?

 やっと着いた羽幌のトホの宿「吉里吉里」。見かけは掘っ立て小屋風ですが中はハイカラ。40年まえからの宿帳も保管されています。

食事もイタリアン風で川原君いとお気に入り。



サハリンから帰ってきたロシヤ娘
 









食事が終ると喫茶店に早代わり。 オートバイのロシヤ娘が入ってきたので、インタビュー、稚内からフェリーが出てて、サハリンから帰って来たそうです。
彼女は通訳兼ガイドで東京で暮らしてるとのこと。 来年は彼女の案内で樺太(サハリン)行って北方4島返還のバナーでも広げるかな!

  夕食後7時北の日本海に落ちる夕日を見に出かけました。

焼尻、天売島は右側ですが、かすかに見えましたよ。

4日目7/4


出発の朝同宿のライダー2名とチャリダー1名(白いシャツの公平君)と記念写真。
今日はサロベツ原野を93kmの原野の一軒家「あしたの城」をめざす。


オロロン街道のタンポポです。石狩からここまでの日本海側はよく群生しています。茎の長い小さなタンポポ。


天売国道はエゾカンゾウで一杯です。


ここまで来ると利尻も近く

 天塩からは、国道232は少し内陸に入っているので、海側の広域農道をひたすら北上。
40機近くある風車群。全長4Kmもあるか、なかなか終わらないナー。
たいしたことないと思っていたが、向かい風で、結構お疲れです。
 宿から6時までに着くように云われていたのですが、海岸線から数キロ入った牧場地帯にあるらしいけど、どこにもそれらしき家はなし。
 有った、有った!!小高い雑木に囲まれた丘の上です。
宿にかろうじて6時半過ぎ到着。

メルヘンチックな「あしたの城」

先客は10人近くで、夕日を見にでかけ、食事は7時半から。
オーナーのジンギスカンのやり方の説明を全員でおとなしく聞く。
野菜を下に、マトンは上。蒸し焼きにするそうです。
なるほど、焦げなくていいし、味もいい。 お代わりもある。

4日目7/5
朝出発前。

今日はノシャップ岬から稚内YHまで。たった60kmあまり。
ゆっくり原生花園を見てと、のんびりかまえる。これが大きな失敗でした。

サロベツ原生花園は、浜側でなく内側の豊富の町に近い位置です。いたるところエゾカンゾウが咲き、望遠レンズの人達は鳥がやってくるのを何時間も待っているのだそうです

 

  サロベツ原生花園は昨日来た南側にもビジターセンターがあるので、国道232を15Kmほど戻って下沼の名山展望台に行くことにしました。
展望台とは名ばかりです。広い農場と、原生花園の雑木が見えるだけ。
 さらに欲を出してバンッケ沼にも行きましたが、葦と笹のただの沼。
同じ道を帰るのは嫌と思い国道沿いの農道を進みましたが、ループになっていて、大きく逆戻りしていて、先に抜けられません。

結局往復40Kmほど無駄をしてようやく昼過ぎ豊富の町に帰りました。




豊富町で昼食のあと、兜沼経由で海岸線に出てノシャップ岬に行くルートにして、途中立ち寄った兜沼キャンプ公園。明るい林と野花に囲まれたキャンプ場。


 入り口に」一本あったライラックの花、6月が札幌で満開で、石狩街道は散った花びらがおがくずのように乾燥して道路に散らばっていましたが、本当の花を見るのは初めてです。紫の花が多いそうでが、ここでは白。 落花の絨毯は台湾の油桐の感じかな。


道いっぱいの落花の絨毯が見たいよ。


 宗谷本線勇知を横切り西へ。浜勇知に出る。
こうほねの家とは?? この沼に咲く水生植物のこと。この休憩所は立派な厨房設備とテーブルが備えられ、無人です。寝袋があればしばらく滞在できるよ。
稚内、ノシャップ岬
お花の勉強をしました。

こうほねの家とコウホネの咲く沼



 抜海付近でスマホで道のチェックの河原君。スマホは地名の表示が少なく、全体の位置関係がわかりにくいです。県別75万1をコース順コピーして地形と参照するのが方法最適ですね。さらに詳細はツーリングマップを。
抜海付近の原生花園ですが、特に表示はありません。

ノシャップ岬はトカゲの頭のように突き出た半島ですが向かい風でなかなか
進みません。やっと到着6時30分到着。礼文島が見えるはずですが? 



 岬を回って、稚内市内へ小一時間。ナビの示す付近で稚内YHを聞くと、なんと市道から見上げる数十メータの高台にあります。とても自転車で登れる勾配ではありませんね。 押してあがるも大変。
 YHホステルは数十部屋もある立派な建物です、YHはもう一件駅前にあるのですが、おそらくここまで歩いて来た人は後悔するでしょうね。お風呂は大浴槽と思いきや、浴槽の中に一人用の小さな浴槽。びっくり!!
どうも泊り客はあと1組らしい。 食事ははるか下のコンビに買いに行きました。もちろん朝食もね。 まあ、今夜はこれで充分です。
 でも、管理人さんはとっても親切ですから、是非おいでくださいね。稚内の町が見下ろせますよ。夜景もきれい?お疲れですぐに寝ちゃいました。 

5日目7/6

今日は宗谷岬を回ってオホーツクの浜頓別へ。90km余り。


間宮林蔵の樺太探検の出航の地 。
このおじさんはテント持ちで北海道は何回目?
もっぱら、バス停で眠るそうです。 次の宿でも同宿でした。



 向い風が強くて、宗谷半島の東丘陵壁はもう終わりと思うが、次々現れる。
やっとついた宗谷岬は、冷たい風、ホタテの味噌汁良かった。

お土産や林立。何処でもそうだけど。

   岬を回ればオホーツクを南進、追い風で楽しみ。


最北端宗谷岬寒い!
 宗谷岬を出るとなだらかな丘陵を2つ越えオホーツク宗谷国道238です。
追い風ではありません。向かい風です。どうなっているの??
話が違う!!後で聞いたのですが、これで正解だそうです。

西岸側は北風、東岸側は南風は常識。したがってチャリダーは半時計回りが懸命だそうです。
大した風でもないけど、直線道路は余計に疲れる。一寸うんざりです。

 休む口実に、いろんな景色をと花のあるたびに停車。ハマナスの群生はオホーツクです。ハマナスはぷーんと上品な香りがする。
エゾスカシゆりはカンゾウより濃い色でまさしく百合です。群生は少ないです。
 猿払の道の駅
裏にホタテ飯の売店あり。

私たちは大きな町経営のホテルレストランでホタテのフライ定食です。

 道の駅を出るとすぐに猿払川があります。なにやら釣っていますね。
河原に下りて見に行きました。イトウを釣っているそうです。幻のイトウですよ。

猿払川のイトウ釣り。

もっと上流で釣る人もいるけど、熊と喧嘩になるので、彼れ等の釣り仲間はここだそうです。 大きなフライです。一匹も釣れていませんでした。 もちろんキャッチ&リリースですからすでにリリースしたのかも。



 bオホーツク国道283は所々海側に、見過ごしてしまう旧道があったりして、車やバイクの走らない道は自分だけのオホーツクがあります。あとで調べたのですが国鉄オホーツク廃線の跡らしいのです。


 そんな猿払浜の旧道には終戦の悲しい記録がありました。
樺太真岡の電話局の交換手が最後の別れを云ってて自決した話。何度か読んだことがありますが、その碑がここにありました。



樺太との海底ケーブルの引き上げ地点がこの浜だったそうです











オホーツクの牧草野を行くまっ直ぐな道。                                                                    突如遠くで鹿の群れ、私たちに気づいたのか平行して走り、その内次々と灌木のヘイを飛び越えて林の中に姿を消しました。



 浜頓別のベニヤ原生花園です。
40数年前、ここに妻と来たことがある。駅から一生懸命歩いてたどり着いた花園は何もない原野だったけど。
そんな話をボランチァのおばさんと話をしてたんですが、このブログを書きながら地図でJRの浜頓別の駅を探してみたが線影すらない。オホーツクには鉄道なんか無かっのか??。
いったい私たちはどこの駅に降りたんだろう。???
オホーツクいく天北号
そうだ!! 何十年か前に廃線になっているのだ。ネットで調べるとチャンとありました。
天北線らしい。JR天北線  (Clickして見て) 


当時の切符も貼り付けてあったよ。そう言えば走ってきたオホーツクの浜側の支道は廃線の跡なんだ。

 今夜の泊まりはクッチャロ湖畔の「シトカの宿」です。
湖畔といっても夏草が生い茂って岸辺には出られないんですけど。

ここは昨年ウトロで同宿のライダーから教わった宿、牛乳鍋がたらふく食べられるとのこと。
客は6人ほど、おかみさんが独りで切りもりしている。亭主はどこ?
ほんとうに忙しそうです。 食事時、湖の見所を聞いたけど、”花?道に一杯あるよ”」と、すげない返事。クッシャロ湖回りたいけど?”27Kmある。” 素っ気ない返事
 そうそう、期待の夕食はまたもやジンギスカンでした。お代わりはしましたが。

6日目7/7

 朝、6時に荷物を積んで湖に出かける。朝食は8時からだ。無銭宿泊の客と思われそうだけど、いちいち断わるのも面倒。
 湖岸まで数十分の道、昨日おばさんの言っていた”花なんぞ道にいくらでも咲いている” そのとうりです。


 知らなかったんですが、クッシャロ湖は白鳥の餌付けで有名で、この観察用コテージのすぐ隣には大きなサイロがありました。 餌をまいてここで観察するらしい。白鳥もただでは餌にはありつけないですよ。

白鳥餌場
立派な観察小屋










さらに行くと立派なキャンプ場があり数張りテントがありました。
チャリダーのもあって、写真をとればよかった。参考になるのに。




宿に帰って朝食、リス君も一緒です。

彼はひまわりの種を食べてます。
忙しそうなおばさんでもチャンと朝、餌をあげるてるんです。動物には優しいだ。!


 今日の行程は紋別手前漁村の雄武(オームと読みます)。たった83Kmですので、出来るだけ寄り道しよう。
出発してすぐに頓別川が作る沼が国道に沿ってあり、お花も一杯。花園などと特に整備されていないところの方が趣がある。


 さらに行くと、前方、道北では珍しい岬がみえます。
ギザギザの山、何だろう。?
麓近くに行くと国道はトンネルになってこの岬を貫いています。一方岬周りの旧道がありました。
道標などもありませんが、迷わず岬側の道を選びました。






 神威岬灯台です。なんだか誰も知らない断崖岬の灯台を発見したかの気分です。
その時は知らなかったのですが、冬のオホーツクをストーブ付きの列車がこの下を走っていたんですね。
事前に廃線になったオホーツクの列車の事を知っていれば、宗谷からの自転車の旅も違った気分になったことでしょう。

そんな意味で、北海道の廃線跡を旅してネットに載せている方も沢山いらっしゃるです。

JR天北線 をClickして見てください。


 北緯45度線の表示がある。北緯45度の意味を理解せず。北回帰線のこと?? 違う!! 赤道と北極の中間地点だそうだ。 ヨーロッパはほとんど45度以北。夏の日照時間15時間以上冬8時間。なるほど、草原のある景色はよく似ているのか。




 ウスタベ千畳岩キャンプ場を越えると枝幸町に入る。スーパーのある大きな町。
昨日まで毛蟹祭りをやっていて蟹が食べれたそうです。
 探し、聞き回り昼飯には蟹飯をと思うが、どこにもない。
 「ようこそ酪農の町」などの看板のあるところでも、牛乳やアイスクリームにありつくのは難しい。
 探し回ったあげく、スーパーのレストランでハンバーグランチです。
北海道に来て、土地の名産を昼飯に食べるたのは、羽幌のウニ丼のみ。
チョットがっかりです。

 この枝幸町を出るとすぐ 道の駅擬のハマナス交流間で、すごい荷物のチャリダーがやってきた。 荷物は50Kgを越すそうです。自転車持ち上げてみたが上がらない。水だけでも3本、砂漠でも行く装備です。これって、乗るとき右脚で自転車をまたぐのはどうするのかな。













7日目7/8

 昨夜は雄武(おーむ)の民宿に泊りました。あの事件と同じ名前!!
当時は迷惑したろう。
新しくて清潔な民宿、上品な女将さんがご飯の用意をしています。 お風呂は大きくて掛け流し。 不思議なことに、タオル、シャンプーなし。 洗濯機は無料、洗剤も無料。
それは良いとして、風呂あがりにまずビールと頼むと、ビールは置いていないとの返事??? 河原君は夜はビールだけで白飯は食べない。死活問題です。売っているところを聞くと、1km先に酒屋があるそうだ。
洗濯は彼にまかせて、下着姿で自転車で走る。付近は閑散とした漁村、本当にあるの? 良かった。閉店間際だ。

昨夜の夕食のエイの煮付け
 料理はホタテの刺身、実にうまい。煮魚はエイだそうです。あのでっかいエイだそうです。 筋肉質で硬いけど美味しいと河原君。
先に8%の酎ハイを飲んだおかげて、すぐに寝付く、朝四時の日の出です。
オホーツクの日の出。
部屋の窓から日の出が見えます。









 朝は朝食までの時間、SimフリーのWiFiルータはDocomo電波で快調です。余裕のある朝はNexus7でFBookに投稿します。PCと操作が違う点もだいぶ慣れてきました。

今日も83Km先のサロベツ湖東岸の三里浜の民宿をめざして出発です。



 興部の道の駅に寄り道。なんで列車がここにあるのかというと、例のオホーツク線の名残で、現在は無料宿泊所になっています。
名寄>興部>雄武の興部南線が走っていたんだそうだ。
JR天北線 をClickして見てください。




興部をでると紋別まで単調な浜街道、冬は流氷がきてすごい景色なんでしょうね。
海岸壁に座って、のんびり、お茶とお菓子と秋にどこに行こうかの話。
今日は83Kmのんびりです。



ふと後ろをむくと、すごい荷物の若きチャリダーが越していく。

必死で追いかけて写真をとる。日本1周62日目だそうです。荷物は35kgとのこと。

 紋別は流氷で売り出している町ですが、流氷館やパットゴルフ公園など立派な建物があります。

多分、地域振興のお金が回ってくるでしょうね。 そのぶん町中に食堂など容易に見つけられないのは寂しいですね。

コムケ湖のほとりにも立派なキャンプ場があります。国際キャンプ場とのこと。どんな意味?

 ところで、どこかで休憩していたか、日本1周の若きチャリダーに再び追い越されていきます。驚いたことにクランクをコマネズミのように回転させ、見る見る網走方向に走りって行きました。関節が油切れしないのかな?




 我々は国道238を右折してサロマ湖北岸の三里浜に進みます。
昨年はこのサロマ湖西岸の原生花園まで網走から来たので、東岸の景色も大いに期待しています。



途中長い道を必死で歩いている旅の女性にエールを送りながら、三里浜の民宿浜の家に到着5時半です。

そこで、驚くべき事態発生。???

若い奥さんから、”うちは3年前から民宿はやっていない。”
”エ-、たしか昨夜予約したはずです。” ”そんな電話うけてない”
不思議??
どうも昨夜酔っぱらって予約なんぞ考えもしないで眠ってしまったらしい。
”付近にないの?” 少し戻ったところに、立派な公共のホテルらしきものがある。 早速行くと、ほとんど客もいないのに、部屋がないとあっさり断わられる。 15kmもどって湧別ならあるかも。
電話帳を借りるが、判らない。 スマホで調べて何とかありそう。 来た道を脇目もふらずひたすら戻る。

 湧別の民宿は明日行く遠軽へ国道沿いのありました。工事の人達が泊る宿です。腰の曲がった、親切なおばあちゃんが迎えてくれました。

風呂に入って、食事前にビールをと頼むと、置いていないとの返事。
不思議な土地なんですね。 電話を掛ければすぐに持って来てくれるとのこと。
よかった。 ここの肉じゃが本当に美味しかったよ。
8日目7/9

湧別に泊ったので、遠軽まで20Kmあまり。 遠軽からは輪行で札幌に帰る予定。
国道242と平行の農道を走ります。
牧草地ではなく、タマネギ、ジャガイモ、ブロッコリーなどの畑です。広い畑は壮観です。
 途中農家の庭先にサクランボが鈴なり。 ちょっとつまんでみたら、とっても美味しい。収穫しているおばさんがいくらでも穫ってというけど。 春は綺麗な花が咲くそうです。

10時すぎ石北線遠軽駅に到着。
駅の売店のおばさんが遠軽の見所を熱心に説明してくれる。時間もあるので、あっちこっち見て回ることした。
ちなみに、コスモ園、太陽の丘、見晴らし牧場、北海道家庭学校などがある。
まずは近くの遠軽神社から登る瞰望岩80mに登り遠軽町を望む。
遠軽駅はスッチバックの駅、遠軽>名寄線は廃止されたのです。

遠軽神社



このる瞰望岩からさて次はどこに行くかを考えるが、生田原に農家が作るアイスクリームがあるとの説明で、アイスクリームに惹かれてそこに行くことにする。 北海道の人に道の距離を聞くとひどい目にあいます。彼らは時速100Kmで走っての感覚で物を言うから。
1時間近く走っても生田原町の入り口に到達出来ない。もう、11時だ。あきらめて遠軽駅に帰る。




 
このおじさんの薦めで山菜そば、おいしかったよ。
開店をまえに人の列。信州で食べる蕎麦は北海道の蕎麦です。

 アイスクリームの為の生田原へは時間切れで途中で引き返し、結局遠軽はこの蕎麦屋だけが観光ポイントになりました。

河原君に自転車のパッキングの講習をして、12:30分長距離バス遠軽号で札幌着16:30に帰りつきました。サッポロ近くで大雨です。もし無いにもないバス停でおろされたら大変。自転車を組み立てをどうしよう。
雨はすぐに止み、サッポロバスターミナルは立派な屋根がありました。
YHまでは自転車で10分です。YHに預けてあった荷造り部材委をとりだし、飛行機用に自転車をパッキング。
 札幌の夕食はサッポロラーメン。チャーシュウ8枚入り800円。実に旨い。
明日は、ピーチとジェットスターそれぞれで関空です。


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