スコットランド自転車の旅 2018 6/18--7/10


エディンバラ>フォートウイリアム>スカイ島>インバネス>オークニ諸島>アバディーン。20日間の自転車の旅


6/18。スキポール空港 三隣亡続きの始まりです。

地震で出発が2時間遅れたので、スキポールでの乗換便エディンバラへ行きは翌朝になる。空港で夜明かしと思ったけど、KLMがホテルを提供してくれました。旅行中の三ツ星ホテルはここだけでした。

6/19。    エディンバラで三隣亡の二日目

 エディンバラ空港からのリムジンバスに乗って市内に入ると煤けた黄色い石造りの住宅街、3本煙突の上をメリーポピンズが傘をさして飛んでそうな渋い町。
バスは数十分で終点ウェイバリー駅の橋上に到着。奥手の公園の入り口で、自転車を組み立てます。なんと河原君の自転車のデレーラホルダが折れている。とりあえず自転車を押して急な坂を上り宿に向かう。

ウエイバリー橋のリムジンバス終点水色の2台がAirLink バスです。
奥の公園入口あたりで組み立てをするのですが。


宿では幸運なことに、泊り客のお兄さんがサイクルショップを車で案内してくれました。店では丁寧に部品を探してくれましたが見つかりません。折れたホルダーは、ディレーラの部品というより自転車ごとの半専用部品ですので、簡単にあるはずもない。結果、新品のクロスバイク455£(7万円弱)ディスクブレーキ付きを買うことになりました。早々に、親切なスコットランドのチャリダーさん。面倒見ていただいて感謝しています。
 このあと、Webでお奨めのEE社のSimを買ってアクティベーションをしてもらいましたが、宿舎に帰って確認してみるにどうもおかしい。おまけに宿舎のWiFiも接続出来ても、ネットには繫がらない。情けないことに、スマホの使えない我々はメクラ状態です。

バカでかいEuroHostel Hall
ところで、アコモはYHの公式アプリで探したので、公認YHAと思いきや、アパートメント形式で100室以上もある学生寮といった感じです。ただ部屋に入るのに鍵のあるドア3っもを越えねばならないのがとっても面倒です。キッチンやシャワーは3部屋ごとについています。

6/20。三隣亡脱出

 朝一番にi-Centerに行って列車やバスの予約を聞いてみたが、そんなことは駅で聞いてくれとのこと。NZのi-Siteとは大分違いまね。しからば駅行って明日の列車の自転車の持ち込みを確認しました。特に問題ないとのこと。
駅の構内には、無料の駐輪場があるのもさすがです。(どこの駅でもあるし、構内はWiFi完備です。)
次に、例のSimの店によってクレームをつけると、いろいろやって何とか繫がるようになりました。それでも遅いです。エディンバラの環境が悪いなど言い訳していましたが。??
エディンバラ城入り口
午后は、エディンバラ城とホリドール公園背後のアサーズシートの丘見ながら自転車の試走をして終わりました。


6/21。懐かしきロッホローモンド

 3っつのまずいことの連続で、エディンバラの予定の3日間は1日だけの観光となりましたが、いよいよ本日より旅の始まりです。
 エディンバラから小一時間輪行してDumbartonへ。自転車は客車の中に気楽に持ち込めます。こんな簡単なら楽々チンですが、??
後ほどわかったてきたのですが、気楽に自転車が積込めるのは、近郊列車だけで、地方の本数の少ない列車は予約が必要で結構厄介ですよ。
Dumbartonは、無人駅でここからローモンド湖への入り口Ballochへは国道を走り1時間余りで到着です。


ローモンド湖から流れる川
学生時代に山で歌った(スコットランド民謡懐かしき川の岸辺ロックローモン💘 初めて知ったのですロックローモンドの歌がここだったとは。そう、スコットランド民謡ですね。
バーロッホ城からみたロモンド湖
右奥手の森にバーロッホ城がありました。
あれがベン.ローモンド974m フェリーで対岸から登ります。
機会があれば対岸のYHAに泊まって登りたい。








この日の宿は、Tarbet 駅を越えて西側の湖にある村ArrochaのB&Bです。英国のB&Bは初めてですのです。ツインベットと朝食付きで12千円程度です。キッチンはないので、夕食は隣のレストラン行きます。
 朝食はあらかじめリストにチェックを入れて注文しておきます。よくわからないものは辞書を引いて見ます。皿にある真っ黒の円盤はヤギの血のソーセイジと云うこと。どれも旨いものはありませんね。なるほど英国料理のまずさとはこのことだと認識する。以上がB&Bの標準です。
ちなみに、自炊が出来るのは、YHAかBackpackers HostelあるはBunkhouse Hostelです。

6/22。フォートウイリアムに輪行

 Anlochar&Tarbet駅からFort Williamへ輪行します。時間表見損ないで、乗った列車はたった2駅のCrlanlarich駅で降ろされました。ここでやっと、優しい女車掌さんが何度も説明してくれていたことが時刻表を見直して納得しました。私の英語力はこの程度ですが。以後何とかやっていきましたよ。因みにGoogleMapで列車を選択すると最適列車の時刻が表示されるので、充分信用すべきですね。ご参考までに。
無人駅ですが、電光掲示板が丁寧に列車の情報を伝えてくれます。
自転車は4台ぐらい縦のハンガーに積み荷を降ろして、ぶら下げます。
列車はここで2時間待ちです。このCrlanlarich駅は、レストラン付きです。そこでランチを済ませて待ちます。
 約2時間の列車は美しいハイランド高原と数個の湖の中を走りぬけ、4時過ぎにFort Williamに到着しました。この町は、Ben Navisの登山口、大勢のハイキング客でにぎわっています。



 我々の宿舎は町外れの学生宿舎です。夏休みの空き部屋貸出というより、学期中は外部の学生の宿泊用らしく、キッチンやシャワーなどは3部屋ごとの共用ですが、ベットはセミダブル1つです。男二人が寝るには一寸狭いです。


2人寝ます。私は寝袋
 この手のアコモはエディンバラなどでも学生宿舎の夏季利用ホテルがありますが、キャンパスの中の感じがしたので、選択しませんでしたが、多分立派な宿舎だと思いますよ。問題はセミダブルベット1つです。かつ全額予約時の先払いです。NZではなかったアコモの形式です。ただ独りで泊まるには寂しすぎますね。

6/23。フォートウイリアムを散策
 この町はイギリスで最高峰1343mのMt.Ben Navisの登山口。観光客はここで道具を買って登るのでしょうか、 駅前の町はOut Doorのお店がずらり並んでいました。それだけでなく結構由緒正しい町らしいです。



 ここにもi-Centerがあるので、蒸気機関車の運航時間を聞いてみました。撮影ポイントのGlenfinnan橋で待ち時間は皆が聞くようです。
明日の登山に際して下見をしに登山ガイドセンターまで出かけてみました。

登山のガイドセンターです。
多分これがMt Ben Navis1342m


裾野は牧場で羊が出ないようにゲートが設けられています。
階段式の牧場ゲートです。

6/24。Bennavis 1340mに登る

 本日は、イギリス最高峰に登るべく麓の山小屋へ。自転車と荷物は小屋にあずけて登り始めます。結構な登り坂、道の浮石に足をとられ、1時間もすればクタクタ。人の2倍の4時間かけて頂上へ。途中でやめる人など皆無です。

トイレは皆無ですから女性はどうするのでしょう。いらぬおせっかい。



1000m付近からガレ場が続きます。当初はこのへんで下山の予定でしたが。
一応雪渓などもあります。


やっと頂上1343m



 昔は山男だったはずだけど、自転車の筋肉と山登りとは別らしい。ホウホウの手で頂上へ到達。
下りは、飛ぶように走って下る人も沢山いる中、よろよろ下る私。どんどん追い抜かれてるも、頑張ろうというよりふらつく足には閉口。 
4つ足ワン公がうらやましい


ときおり、頂上でご来光でも拝むのか?これから登る人達もいる。登山口では、ご来光目標のグループでの競争らしく、スタート時にバグパイプで応援。



登りの1.5倍かけて5時過ぎやっと下山。

登りしなに予約しておいた山小屋付きパブ

ビールの美味いこと,美味いこと。
 今夜はこのパブで一泊です。
夜半に起きて星空を見ればよかったのですが、すっかり忘れていました。ここのところ毎日,雲一つない晴天で、星空もきれいだったのことでしょうね。

   6/25。蒸気機関車Jacobite号を見る。

 朝早くMallaigに向けて湖沿いの鉄道線に沿って出発。
途中Glenfinnan 僑で蒸気機関車Jacobite号をカメラを構えて待つこと30分。乗ってるほうがいい写真がとれますね。
 
写真で有名なGlenfinnan 僑大勢の見物人で列車の到着を待ちます

YuCubeで撮った動画は実に素晴らしい景色ですが、平行いて走る自転車道からの景色は大したことない。結論として、路線の上を歩くべきですよ。

 計画は、撮影後次の列車に乗ってMallaingまで輪行予定だったけど、自転車で走ったのですが、昨日の登山で脚に身が入り自転車にまたがるに脚が上がらない。老化で筋肉が硬くでよぼよぼ歩きのこの頃ですが、この筋肉の張りと痛みが取れれば青年の足になるかも。そう云う期待をにこめて、今日も四苦八苦して5時過ぎフェリーの港町Malliagに到着です。
Malliagでの列車

Mallaing駅の中は午後便の蒸気機関車の乗客でいっぱいです。

  ところで、我々の泊まる宿は、Mission Bunkhouse H
ostelという港一番の安宿のようです。ところでBunk houseの意味は辞書では飯場という意味ですが、どんな汚い宿かと想像していました。あんのじょう、玄関は閉まったままです。休業かと思いましたが、よく見れば、呼び鈴を押して5分待てと張り紙があります。しばらくすると無愛想なおっちゃんが出てきて案内してくれます。2段ベットの狭い部屋ですが、シャワーやトイレは共同ですが、概ね清潔です。数人の老人の宿泊人もいてやっぱり飯場という感じ。
 

 6/26。スカイ島ポートリーへ

 朝一番のフェリーに乗ります。1時間と一寸で、対岸のスカイ島南のArmadaleに到着。早速スカイ島中心部のポートリーに向かって走り出します。海は朝霧が立って、対岸のハイランドの山々が幻想的です。
一寸走り出すと霧の海の向こうが本州側で高いのがMt.Ben Navisと思う



こっちの方は橋を渡ってインバネスに行く山越えの山ですね。


スコットランドはおおむね平坦で自転車には最適と予想のもとに、順調に道は進みます。この日は薄曇りで、柔らかの日差しと、下り坂は上着がいる冷たい空気。一寸雨がパラパラします。これが英国特有のお天気かと覚悟しますが、それ以降2週間雲一つない晴天が続きました。
スカイ島の中心部のSligachan湖の最奥
クイリン.ヒルズの山岳公園の入り口

本日の行程は68Kmで、中間Sligachanは山岳公園の入り口到着。ロッククライミングで有名だそうです。ハイキングにも最適なコースがあるそうです。


荒野に咲くヒースの赤い花。
ポートリー近くになると小さな牧場付きの家から、子ヤギが走って出てきます。
とっても愛らしい、クッキーでもあげれば、すっかり仲良しになれますね。
ポートリーのIndependent Hostel 全くYHAと変わらないのですが
隣の白い建物は公認YHA
 ポートリーはスカイ島の中心の町です。銀行や郵便局などあるリゾートの中心です。当然公認YHAがあるのですが、2ケ月前でも予約が取れなかったので、この独立系YHにしたのです。全体として雑然としていますが、広いダイニングキッチンはよく整っています。これでも充分です。

Independent YHAのダイニングキッチンで、公認のYHAと変わりませんが。
ここでアンカレッジからの女性チャリダーと話をしたのですが、自転車とトレッキングの実績コースを話してくれましたが、翌日の行程の終わった後、彼女のほうがはるかに賢明だったようです。出がけの朝、彼女はサイクリングのガイドブックを読んでスマホに入力していました。Webでもコースガイドがあるかも。ただし英語ですので、探すの努力が必要ですね。Pedalian という本もあるのですが。

 6/27。Old man of Storrに登るべきだった。

 本日はスカイ島のメインルート、北端の岬を回って西のUingまで行きます。距離はわずか55kmですので、のんびりのサイクリングのつもり。ところがのっけから海岸線沿いの狭い上り道がつづき話が違う。やっと8km走って、最初のビューポントのOld man of Storr入り口に到着、沢山の車が駐車しています。私たちも自転車を置いて少し登るが、


山頂まで2時間、あっさりやめて下りるが、後でガイドブックを読むと、スカイ島の一番の景色らしい。これから回るトロッタニッシュ半島まで見える絶景とある。
Goole map より The stor
このブログを書きながら気が付いたのは、ポートリーに2泊して、往復してこのトレッキングを楽しめばよかったのです。いつも帰ってから悔しい思いをします。
実際、重い荷物の自転車で岬先端を回ってUingに行ったのは、徒労ではなかったかと思いました。


半島先端の城 Duntuim Castle
Maliag港は向こうの島TarbertとLochmadyに行く

 おまけに、UingのアコモCowshed Boutique Bunkhouse翻訳すると小奇麗な牛小屋風飯場です。さぞかし酷い所かと行ってみると随分と立派なHostelでしたが、ただし満員で我々の部屋は、2段ベットの6人部屋、男女ミックスです。すでに女性4名が占拠して、我々男二人とも2段ベット上で、小さく小さくなって寝ていました。近くにコンビニはないので、自炊は出来ない。少し離れたホテルに行きます。朝食は手持ちのクッキーとパンの残りですませることになりました。


The Cowshed Boutiqu Bunk House のダイニングキッチン。
ただし食材は売っていないので、どうにもならない。
 6/28。Uingの牛小屋出発ロードフォードへ
 
少しばかりのクッキーで朝食をして、64km先のBloadfordに向かいます。

今日はずーっと下りで、すぐに昨日のポートリーに帰ってきました。

 現金が底をつきそうなので、銀行にいくと、両替は郵便局でやっているとのこと。
大きな郵便局と思いきや、土産物屋を兼ねた小さなお店です。台湾ドルはどうだろうと出してみます。紙幣一覧表をみてチェックです。OKです。
「そんなチェックでいいの?偽札が多い元なんか100%やられますよ。」おじさん曰く「ここまで来て偽札使う中国人はおらんよ。」そうでしょう、ここで使えば重犯罪、中国本土では騙される奴がアホです、経験済み。
 木陰で手作りパン屋さんが店開きです。本日開店第一号の私達、飛びつくように隣のイチゴとラズベリーも買って朝飯です。しばらくすると、次々お客さんが買っていきます。本当に楽しい朝ご飯。毎朝こんな風だといいのですが。
 それから、再びSligachanの山岳公園を通り、2時ぎにBloadfordに到着。レストランで遅い昼ご飯を食べに入ろうとしたのですが、入り口で「案内するまでお待ちくださいという立て札。」
中はガラガラ、店員さんは談笑中。しばらく待ったのですが、しびれを切らして勝手に席につくと注文は取りにきます。 スコットランドでは若くて美しい店員さんが親切できびきびと働いているのに、感心していたのですがこんなこともあるのですね。

 すこし先のBloadFordYHAは公認YHAで、公認では初めて予約が取れたので、少し期待をしていましたが、ロケーションは素晴らしいけど、中身は普通でした。さすが掃除は行き届いています。


一寸豪華なディナーです。 鮭と蒸し野菜、ソーセージ、
トマトとカリフラワーのサラダ。

6/29。
アイリーンドナン城へ


 本日はKyle への橋を渡って、一番美しいといわれるアイリーンドナン城へ、そしてネス湖手前のホテルへ。全行程60kmです。
Skye Bridge  Webより
BloadFordを出てしばらく行くと初に来たAmadel方面と別れて東へのKyle港への道に行きます。期待していた島から本土への橋Skye Bridge近くに来ますが、霧が立ち込めていて何にも見えない。あとでWeb調べると写真のような感じです。眼下の水面はかろうじて見えたのですが。
この霧の中にSkye Bridgeがあるのです。
Kyleの港ははインバネスからの終着駅
しばらくするとScotRailの駅Kyleの町に出ました。霧もすっかり晴れていたのですが、橋の方向はまだ霧が立っているので何もみえなかったです。ところでこの町はSkye島へは橋で陸続きになるので、ツワーの起点や海洋ウォッチとしてにぎわっています。

さらに進むこと1時間 いよいよスコットランドで最も美しい城アリーンドナン城に到着です。





実は沢山写真を撮ったのですが、Webに乗っている写真。すばらしいのでクリックしてみてください。






ここで持ってきたサンドイッチで昼食。昼寝をしてネス湖への峠道を行きます。これは簡単だと思ったのですが、意外と難関です。
17km 270m上り。 だらだら上り幾つもの峠
 この登り、荷が重くて押して上ることも多い、4時間近くかかっただらだら上り、暑いしアブにあちこち刺されて今だに痒い。
 さらに、やっとの思いで、到着したグラニー湖のホテル。2万円/泊するからどんなに立派か期待していたのですが、アナ無惨、安いB&Bと変わらず、部屋は西日の射すCランクです。部屋の入り口に洗濯物が放置されたままです。周りにホテルなどないから、独占の横暴です。Booking.comにクレームです。

峠のCluanie Inn
 値段とロケーションを考えると合点がいかないのでWebで知らべて見ました。
即ち、スコットランドの高地の荒野の中心で、登山、ロッククライミング 鹿のハンティング、釣りといったかなり野性的なアクティビティーの中心だそうです。 また歴史的にはここは100年以上続く、峠の宿とのこと。


確かに雪の降る季節は荒野の一軒宿です
  6/30。ネス湖のアーカイト城を望む


 
 お決まりのまずい朝食をして、いざネス湖の中心ドラムナロキッドへ出発。行程60kmはほとんど下り坂です。

 ネス湖につくと賑やかな駐車場に案内されます。見下ろすとアーカイト城です。沢山見物の人たちが城に向かって歩いています。てっきり下に降りる道があるのだと探しますが、見当たりません。駐車場の中央に切符売り場がある。そこから下り50mのエレベータがあるのだ。なるほどうまく考えたものです。きっとくだる道は隠されていのだ。あるいは船かも。いずれにしろ上からのぞくことで充分です。









下に降りるエレベータもちろん有料ですぞ。





今夜の泊は、湖から少し離れた小さな村のBack Packers Hostelです。近くにスーパーもあり結構リラックスできるアコモです。

 7/1 ネス湖とネッシー君の住処

 朝、早く夫婦のチャリダ-が出発です。どこからと聞くとインバネスとのこと。荷物が少なくて軽快そう、羨ましい感じです。
おそろいの自転車楽しそう。
我々はインバネスまで20kmほどだから、朝寝をしてゆっくり出発です。まずはネシー見なくっちゃ。
意外と首の長いネッシー君 結構写真写りがいいです。


ネス湖は次第にネス川になって流れも速くなります。
遊覧船もときおり行き来します。
 インバネスまでの湖岸道路は、最悪、狭し、舗装は荒れ、おまけに車が多い。1台の車が寄ってきて荷物を擦って走り抜けます。乗っていたのは爺様だから、事故の無い様願いしますね。
インバネス城は塔だけが開放されていて、右側の建物は裁判所です。インバネス城で左上の丸い都が展望台で途中の階


ではアニメ-ションがあり、この城の伝説らしき物語が上映されています。繰り返し何回か見たのですが、正直お城との関係がわかりません。
ネス湖からの川は海に至る。きっとネス君は海から上って来たのだと思います。
これは私の新説


 ここインバネスのアコモは、Black Isle Hostelというのですが、Google Mapの位置には同名のパブしかありません。パブのカウンターで聞くと、違うビルだそうです。行くと受付はビルの4階で上がっていくと、我々の部屋はさっきのパブの2階です。部屋は2段ベットでバス付です。
とりあえず、4階の受付でもらったピザの割引券で、下のパブでランチです。
スコットランドではワンちゃんもパブに入れますし、列車にも乗れます。ご覧のとうり、ご主人の食事がすむまでじっと待ってます。 そうそう、ローモンドのマックのお店で、子犬が店の入り口でじっと待っているのがとってもいじらしかったです。しかるに気にもしない犬のご主人の冷たい態度、りっぱですね。
 話しは変わりますが、部屋を掃除していた若い女性も、このパブの彼女もとっても可愛いです。でも30過ぎになるとあのでっかいお尻に変身。でもお犬様は歳をとってもずっと同じ可愛いでしょう。なのにあの冷たい態度はなんです。


Black Isle Pabの彼女
河原君はビール好き、オーダーしたピザは来たけど、注文したビールが来ない。しびれを切らて催促に行きます。どうも飲み物は自分でカウンターで受け取るのがパブのスタイルらしい。


このピザめっぽう旨い。ベースのパイが薄くてパリパリ。直径40cmはあるけど一人で食べてもあっという間。マルガリータのトマトとチーズの溶け具合、今でも思い出します。

 7/2カロ-ドウン古戦場はスコットランド人の魂

バスの予約を聞いてみるが自転車の件は
わからないとのこと。
インバネスでは2泊して、北の海岸やマクベスのゴーダ城など行きたかったのですが、アコモの予約が取れない。月曜なのにね。
昼からはオ-クニ諸島への港のあるThursoまで列車で行く予約をしてあるので、東のカロ-ドウンの古戦場に出かけました。10kmほどです。
 カロ-ドーンの古戦場はスコットランド人魂の誇りの場所です。1746年4月スコットランドのジャコバイト党がイングランドの政府軍に玉砕虐殺されたところで、今でもスコットランドの独立の怨念の宿る聖地なのです。したがってこの展示場は鮮やかに戦闘の様子を再現しています。そして見学の子供達に、語りべのおじさんが熱弁をふるっていて、最後に熱い拍手を受けているのは、英語のわからない私でもわかります。沖縄のひめユリの塔と同じですね。


点々と並ぶ墓石で未だに花を備えに来る子孫が
絶えないのです。


 古戦場を離れて少し東に行き、農家の庭先を通り牧場の柵を開けて進むと、遠くにアーチ型長い橋梁が見えます。たぶんアバディーンに行く列車が走るのでしょう。





市内に戻り、2時半に出発の列車には時間があるので、聖アンドリュ-ス大聖堂に寄ってみました。


 2時にインバネス駅に行って、Thurso行きの列車の入線を待ちますが、一向にプラットホーム番号が表示されないは日本では考えられないです。 そこで列車待ちをしていたチャリダーに声をかけてみると彼もThursoに行くそうです。フロントバックに赤地に白抜きのストライブの国旗をぶら下げて、デンマークだと云います。名はクリスチャンと云います。たのみもしないのに

 しきりに自転車の装備の自慢をします。4っのサイドバックはドイツ製、フロントバックはベルギー製、スタックバックはイタリア。特に関心したのはフロントバックで取り外しがワンタッチ。
チョットしたファッションポーチです。日本ではツーリングのバックに良いものがないのが残念です。

インバネスの改札口自転車が並びます。
 いよいよ入線となりましたが、前に並ぶチャリーダーは4人、我々を入れれば7人です。
1車両3台しか載せられられません。
プラットホームでは、われ先に自転車置き場を確保すかまえです。我々3人は2輌目に乗りますが、3台置きの架台は既に1台占領されています。3台目の私の自転車は乗せられません。もたもたしていると、車掌がやってきて自転車の積み込予約切符を確認しに来ました。驚いたことに予約切符(無料)を持っていない先人が降ろされて、私のが載ることになったのです。
Attach to Cycle x2  Passenger Copyx1
3枚切符をくれます。
Cycle用は現物に1枚付けておき、もう1枚は自席で持っておきます。もちろんCycle用は無料ですが、すでにいっぱいであれば,もらえませんので、駅で取り残されることになりますね。






出発した列車から、降ろされたチャリダーがとぼとぼホームを歩いているのを見ると、どうするのでしょうね。あとの列車は4時間待ちです。




Sanders Backpakers Hostel
 夕暮れのTharsoの町はほとんど人道理のないのですが、スーパーは開いています。本当にありがたい。
このHostelのダイニングキッチン夕食の準備をしていると、日本対ベルギーのWC試合が始まりました。あっという間に2点も先行して奇跡かと応援しますが、同点になったところで、あきらめて部屋に帰ります。

 7/3Stromnessからストーンヘッジへ

 今朝は8:30のフェリーに乗るので、早めに出発。埠頭の有るScrabster港まで30分ほど走ると、クリスチャン君が待っています。彼もオ-クニに行くことにしたようです。
8時になってやっと係りがやってきてチェックが始まります。帰りのアバディーのへのフェリーの予約もします。
彼は3っの島を渡ってScrabsterの東の港John o Groatsに戻るとのこと。

オークニ諸島でほとんど橋で繫がっています。
B-StromnessからE-Kirkwall


Stormness



探検家の名前は知らぬが横のアイスクリームの銅像は価値がある。

実にうまいし山盛りでわずか2㍀。




D-わたすげの咲くリングオブブロッカー
2500年前のものらしい


スタンディング.ストーン.オブ.ステネスこの石柱の意味は不明だそうです。


村のスーパーで再びアイスクリーム、オークニミルクの美味いこと。河原君は大満足。
E-カークウオルの港
カークウオルの港町、アバディーンとシェットランド諸島のフェリーの寄港地です。

アコモは港の高台にある住宅街のB&Bです。玄関に「6時まで帰らないから、適当に部屋に行って、」と置手紙随分安全なんですね。


 7/4 カークウオルからチャーチル.バリアへ


 朝食を済ませて、島の南へ行きますが、アバディーンへのフェリーは23時30分なので、一旦このアコモに帰ってくる予定。
空荷ですのですので、南端のBerwickまでのつもり。

メイン島の南にあるスキャパ.フロウ湾。実はこの湾はイギリス海軍の北洋基地だったそうで。Uボートが侵入して戦艦ロイヤル.オークが撃沈されたそうです。
それで、チャーチルが防壁を築く命令をして、なんとイタリヤ兵捕虜をつかって作り、あちこちに廃船を沈めた。現在でも海底にあるりダイビングスポットになっているそうです。


G-真ん中にあるのは沈船ですが,海底にはもっとある。

 そして近くにイタリヤンチャーチがある。イタリヤ兵がカソリックの教会を望んで作ったそうです。かまぼこ型の兵舎利用ですが、今では立派な観光名物



この辺りは、売店もなく水もなく、さらに15km先のBerwickには、あきらめて帰ることにしました。
帰ってくると、カークウオルの港の北にアバディーンへのフェリーの埠頭に、シェットランド行きのフェリーが止まっています。


途中農場で何度か見かけた、七つ道具を備えた牧草刈り取り車、
ガンダムそっくり。

もうすぐ町という場所に蒸留所を見つけました。あたり一面煙臭い。そーですピートを燃している。 中に入ってみました。

スコットランド最北端のハイランドパーク蒸留所



 宿に帰って、部屋はすでに朝チェックアウトしているので、食堂を借りてテイクアウトのFish&Chipsを夕食に食べました。NZの方がうまいです。
それと、朝頼んでおいた洗濯物をもらってパキング。
8時過ぎまでここにいて、ちゃんとお礼を言って、さよならしたのですが、少しばかりチップをプレゼントです。

 7/5。 フェリーでアバディーンへ

 フェリーはシェットランドからの戻り船で、寝室はすでに満室らしい。でもラウンジはガラ空き、好きなところで眠れますが明るいのが気にりません。いろいろ探すと映画室がある、暗くて良い。ところがしばらくすると寒くなります。着るものは下の車輛デッキですので、どうしようもありません。あとで気が付くと河原君は寝袋に入って寝ています。 悔しい思い。
船は朝7時半にアバディーンに到着しました。 港から小一時間走ると閑静な別荘街にある立派なYHAに到着。
公認YHAなんですが、人影もありません。取り合えず荷物をおいて、再び町に朝食を食べに出かけました。






   駅に行って、明日からの輪行のためエディンバラへの時刻表を探すが、他の路線の時刻表が沢山あるのに、エヂンバラ線のものがない。改札近くの案内所で聞いてみるとちゃんと出てくる。不思議?思うに利用頻度が高いから品切れになっているのだろうか。ついでに明日行くダンノター城の行き方を聞いてみます。

ところで、アバディーンは北海油田の基地として発展している都市で、花崗岩でできた街並みも重厚な趣があります。建築に素養のない私達でも、エディンバラあたりりのカビで煤けた黄色い砂岩の建造物は感心しませんね。









海洋博物館は北海油田の掘削塔はなるほどという感じ。海洋博物館に行った後、



バイロンが好きだったとか云うスコットランド最古のアーチ橋バルガニー橋に行ってみるたのですが、行く道はガタガタの石畳、走るのに苦労させられたわりには、橋は古さは感じられません。普通です。途中の道の方が最古ではとおもいました。




この日の夕食は思い切りデッカイステーキ肉を買いましたが、思うに量が多すぎたのか、一寸持て余しギミ。やはりほどほどが旨いのですね。


 7/6 ダンノター城へ

この切符販売機なにやらぎっしりと機械が詰まっています。
実は私は50年前は、この開発エンジニヤだったんです。
 北海の断崖に立つダンノター城に行きます。
本来は自転車で行く予定でしたが、すっかり怠け癖が出て、たった2駅ですが往復とも輪行です。切符を買う時、自転車があるならなんで走らないと窓口のおじさんに笑われました。


Stronehaven駅に降り立つ

Stronehavenの駅から30分ほど下ると、海岸に出ます。ここからはフートパス1.5kmが城までとあります。自転車を押して歩くことにしました。







海岸沿いののんびりした遊歩道、途中にはチョットしたワイヤーの飾り物などが展示してあります。犬を連れた家族も二三組いて、犬以上に楽しそうにじゃれて歩いています。ところがこの道1.5kmは港までで、一旦崖の上に上る必要があります。苦労して自転車を担ぐようにして20mほど上がり、そこから自転車で城まで走ります。
やっと上がった自動車道からダンノター城を見る。
この城は近世英国史の名誉革命とカソリックを支持するジャコバイト党の血みどろの戦乱にあった砦。英国の歴史をシェークスピアの戯曲ででしか知らない私にとっては、名誉革命などという言葉、昔し習ったような気がしますね。
空中より見る北海に面したダンノター城の雄姿 Webより




帰り道、途中の港町でビールとサンドイッチ、酔って乘る自転車も快い。Stronehaven駅に着いて余り見かけない赤い色の長距離列車。乗るとすかさず降ろされました。自転車の予約がないとのことらしい。ロンドン を中心としたNoth Eastan Railです。別会社ですが相乗りはしている。英国も国鉄は民営化して、4っ以上の会社に分割されているのです。


Noth rest RailでScot Railではありません

 7/7 かっての紡績の町ダンディーへ

さて、エディンバラまでの間にDundeeかPerthにしようか迷ったのですが、鼓腹撃壌ダンの銅像にひかれてダンディーにしました。
マネをしたのですが、脚が逆です。




まずディスカバリーポイント広場のレストランでビール、そしてピザ。インバネスと同じ薄いパイ生地と思いきや、分厚い土手のあるピザ。全部食べましたが、お腹ポンポンです。この後B&Bに向かいましたが、これが大変な登り。ピザで腹がつかえてしんどい。1時間以上もかかってどうにか到着です。




ここのおやじさん大歓迎で迎えてくれました。そうでしょうよ。駅からくる車のない旅行客がここまで上がってくるなど、ほとんどいないはずですよね。100mhも上るのです。

 7/8 午前ティー.ロードブリッジを渡る。

 昨夜近くのインド料理のレストランのドロドロで粘くて辛いカレーには閉口でした。半分以上残しましたが、
 ここの朝食は素晴らしい。生ハム、メロン、ブルーベリー、チーズ、クロワッサン。自家製ヨーグルト。たった二人のため10人分ぐらいな量です。思わず全部平らげようかと思ったのですが、一寸はしたないと思い自制しました。全部平らげるべきだったかも。

 そして一気に海まで駆け下りました。10分もかからなかったと思いますよ。そして博物館ディスカバリーポイント展示館へ。



スコット探検隊が北極探検に使った船だとか。当時の探検の様子が再現されています。
ティロードブリッジ2.5km 向こう側はダンディー中心
高い丘はダンディーの丘300h
 ダンディーのもう一つの特徴は対面のティ川を挟んだ2つの橋です。1本はアバディーンからの鉄道橋。もう一つは車道で真ん中に狭い自転車道2.5kがつけられています。
中心部から自転車や人は橋にはエレベータで上がります。対岸側は小さな公園になっていて、ここから対岸の町の川沿いの道が伸びています。
このペンギンは眺めのいいところには必ずいます。衣装を変えてね。

を予定したのですが、窓口のおさんは、一本早いこの列車をとったので、文句を行ってみたけど、これで良いのだと不愛想な返事、結果は正解ということでしょうか。


 エディンバラのアコムは最初に泊まったEuroHostel Hallです。預けてあった自転車梱包用の荷物を返してもらい、明日朝のタクシーの予約をお願いしました。荷物の預かり代2㍀/日で36㍀でたかいですね。



 最後の晩餐は、鮭のレモンソティーとアスパラ添え。
フルーツサラダはチーズとリンゴベースにブルーベリーとラズベリーたっぷりのトッピング。
一つ残念なのは、白ワインは甘くて失敗でした。

 7/9 午前中、エディンバラを再び観光。

 当初、東の北海海岸を往復60kmのサイクリングを計画していたのですが、午后の梱包を考えると一寸無理。
 ポリドールハウス宮殿に行くことにしました。その前に例のサイクルショップに行って、ディスクブレーキの梱包時の注意を聞きによりました。


  ポリドール宮殿は先回行った公園の一角にあるのですが入り口が小さくて、うろうろさせられます。入場券を買って入ってみると立派な建物。お城ではないまさしく美しい宮殿です。女王メアリーはエディンバラ城よりこちらを好んだのは当たり前。悲劇の女王の住処といった感はありませんね。微かに不倫の感じもしますね



 スコットランド美術館に行くため、ウエイバリー橋まで戻ると、スコット.モニュメントを背景にバグパイプの演奏している彼女に残った小銭をすべて献金。

歌を歌わなくてよいだけ上手,下手はわかりませんん。

スコット.モニュメントと手前はウェイバリー駅の天井


スコットランド美術館、無料ですが。撮影禁止ですぞ!

骨董品のようなパブで最後の乾杯
思うにスコットランドでのビールは安くて旨い。それに4%以下だから昼間飲んでもいい気分になるだけ、酔っぱらったりしないから。


  7/10いよいよ帰国へ


 朝7時半に予約どうりタクシーが来ました。対面8シートで真ん中は自転車2台詰める充分なスペース。トランクなら8個はのる。空港のKLMのカウンターは、自転車の重量チェックなし、日本で払った自転車積み荷代100Euroもなし。随分いい加減ですね。
日本では、事前に自転車のサイズ重量を事前に通告、そして1万円払わされる。もちろん帰りの便も必要と云うことでしたが。
11日。朝7時30分関空着。お疲れさまでした。


後日談

 スコットランドに自転車旅行を考えるチャリダーさんへ。ポイント、ポイントは出来るだけ列車を使い。ポイントの町で2泊.3泊して。市内観光のためではなく、周辺を空荷でサイックリングする方がはるかに内容の有る旅行ができます。具体的には、ローモンド、フォートウイリアム、ポートリー、インバネス、オオクニ諸島、アバディーン全部3泊しても18日です。輪行は半日あれば十分です。

コメントをおねがいしますね。


コメント

  1. はじめまして、この投稿、すごく参考になりました。今年の夏、スコットランドを自転車旅行しようと思ってます。もしご存じでしたら教えていただきたいのですが、スコットランドは、バスに自転車を乗せることはできますか? 具体的には、インヴァネスからフォートウィリアムまでをバスで移動しようと考えています。 ご高配ください。

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  2. コメントの表示方法がわからなくて、最近まで目くらでした。
    おたずねの件、City Linkバスがありますが、利用したことがありません。理由はi-Centerで聞いても答えはありません。NZなどのi-siteと比べ物にならないサービス内容です。
    ご参考までに、G-mapで駅間をクリックして見ると、歩き/列車/バスを選択すると。バスが出ています。詳細を見ると問い合わせ先が出ていますので、聞くと良いと思います。
    思うに、自転車は梱包すれば載せられるようですが、予約を最低でも前日にしておけばいいですね。

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