2023年3月 姫路から城之崎 eBIKE試走

 

城之崎全景

 3年続いたコロナもやっと収束らしい。ただし私の年齢はもはや82歳.もう山越えなどやる馬力などありません。でも昔のように自転車の旅は再びやってみたい。それで、10年来のTrekのクロスを電動に改造しました。近くの登り道を試走してみてビックリする快適さ。これならどこだっていける。
 それで、再び自転車の旅を思い立ちますが、取りあえず一泊の旅にと河原君を誘って城之崎ぐらいならとでかけまます。問題は、自転車23kgをパッキングしてプラットホームを歩けるのるのか。前日に前後輪を中央にまとめる縦型輪行袋で試行してみます。ユチューブを参考に何度もトライ、担いで見たけど数メータならなんとか担げる。駅でのパッキングに時間がかかるので、車で駅まで送ってもらい、やっと姫路行き新快速に乗れました。

 本日の予定は河原君家に一泊してから明朝出発、植村直巳冒険館>コウノトリ公園そして城之崎の海岸の民宿旅館でカニを食べて一泊です予定です。
 まずは車で姫路から山陰線    豊岡手前のJR江原駅の駐車場に向かいます。駐車場でまたしても組み立てに手間取り11時出発。西4kmの植村直己冒険館に行く。冒険館は広い運動場の一角に有名な建築家の発想で、半地下で建設されています。多分テントを想像しての発想らしい。
 ここは10年前、久保田まき子「女チャリダー日本1周ひとり旅」で紹介されていて、長年行きたかったところです。今回が初めての訪問です
 入って見て彼の冒険のすごさビックリです。五大大陸最高峰登頂と北極点犬ぞり踏破、そして最後は厳冬のマッキンレー登頂

 

後に続く冒険者達。

 冒険館の最後の部屋に植村直己賞の受賞者10名ほどのコーナーがある。皆さんのすごさにただただ「わーすごい」とは思うけど、これら冒険者達の困難への挑戦は、苦しいことと同じくらい、達成感という素晴らしいこともがあるのですね。
程度の差こそあるけれど、私にだってあったのですよ。70歳にして、ひとり海外にでかけた自分の自転車旅行は楽しみだけだったとは思っていないのです。そんな自負心もあるのです。

 見終わって、昼食に近くのレストラン旬菜館なる物を1km先に訪ねる、だんだん人気の無い村の中に入っていきます。こんなところにハイカラなレストランがあるのかと思いながら進んでいくと、なんと村の公民館に変わっています。思うに冒険館が出来た10年前には来場者が多くて村がレストランを開いたのでしょう。
 そんな訳で、昼飯を探して江原駅近くまで戻りますが、食堂などありません。やっと見つけたパン屋さんの二階の喫茶店、パンとコーヒ、時間のたったパン、どうもね。店を出て気がつくと右隣横にラーメン屋がある。しまったと思うが、人気もない入り口、ラーメンの味が想像出来る。

 それから、10キロほど行くとコウノトリ公園です。ここもずっと行ってみたかったところです。さてコウノトリはどうしているのか?
Netには、以下のようにかかれています。
豊岡と言ったらコウノトリ!
城崎温泉がある豊岡市民はコウノトリが大好きです。
街を歩けば、いたるところに豊岡市民のコウノトリ愛を見つけることができます。電車に空港に病院、公園や学校、幼稚園。煎餅に饅頭にカフェ、マンホールに壁にポストにトイレにまで、右を見ても左を見ても、とにかくこの街は愛で溢れ返っております
期待いっぱいです、コウノトリはニワトリ小屋に数羽だけ、いっぱい飛んでいるのかと思いましたが、がっかりです。
コウノトリがいっぱい見られるなんて???

なんだかニワトリのよう。
展示館を一周してでてくると、遠くの畑の電信柱のうえに巣にコウノトリがいるとのこと、チョット遠くで何とか??鳩ではないですよね。
ネットには時期と時間と場所をしっかり調べて見に来なさいと書かれています。この辺一帯をさがし巡ると沢山いる場所も見つけられるようです。自転車ですから最適足まわりですが。でも翌日帰り丸山川沿いの県道、突然目の前の空飛んでいるのが見られました。一瞬で写真をとることは出来ません。それにしても以外と大きいですよ。

もはや4時過ぎ城之崎の外れの海岸にある民宿旅館にむかいます。値段の高い城之崎温泉は敬遠して海まででて、民宿旅館みはら荘泊まります。カニをたべるならここで充分です。残念ながら温泉ではないようですが、大きな浴室もあります。おまけにコロナ旅行支援で1万円ほど割引。廊下で数人のおばちゃん達に会ったので挨拶しましたが通じませんね。中国語でもなさそう。その晩はカニをたらふく食べました。
まだまだカニがでます。最後は鯛飯

朝、窓から津居山湾の漁港がみえます。
2日目、今日の目的地は西の海岸を回って竹野海岸から、城之崎温泉街に戻り、さらに久美浜湾の入り口ある豪商稲葉家に行く予定。最後のおまけは出石でソバを食う予定です。なにせこちらはeBikeですからどんどん行き先は設定できます。

 旅館の前で出発の写真を撮ってもらいいざ西海岸に出発。みはら荘を出発し橋を渡って、西の断崖をいくつかを越えて竹野に出ます。そして鋳物師戻しの峠のトンネルを越えて城之崎温泉に戻ります。さらに東の久美浜の稲葉家本陣に行き、コーの鳥公園を通りJR江原駅に帰ります。全コースは56km獲得標高702mです。河原君の自転車はeBikeではありませんので4っの峠は獲得標高702mにもなり、結構しんどいです。。




 最初の断崖は御待岬148mhです。カメラをかまえた3,4人の人たちがいます。聞くときくとハヤブサを待っているそうです。
そこから何度か崖の登り下りをして、才ノ神古墳のある断崖を越えると、美しい浜でに下ります。夏ならきっと素晴らしいダイビングが出来ることでしょう。騒がしいホテルなんぞは付近にはありません。

そして、竹野海岸からほぼ山陰線に沿って、鋳物師戻峠のトンネルを越えて城之崎温泉にかえります。 私はeBikeですので、登りなどなんの問題もありませんが、河原君は人力自転車、半分あるきながら追ってくる50歳代の馬力があるのです。ところでこの峠、鋳物師戻りの故事は興味があって調べて見ましたが、単に鋳物師が地震にあって大岩の手前で、引き返した云うこと故事、なんだかがっかりさせられる話です。

 城之崎温泉街はやたら観光客で満員、駅前の食堂で昼食、これから丸山川を渡って東の久美浜まではさらに峠を越すのも気力もなし。ならば城之崎の温泉湯街を文学探索すべきだったのですが、パスします。この情緒のある温泉街を大勢の観光客の中を自転車で巡るのは興ざめです。


そして円山川の左岸の県道をJR江原に帰ります。途中玄武洞は、道から少し徒歩で上がったところにあります。昔は県道の脇にあったようですが、道を下に付け直したらしい、

160万年前の噴火で出来た柱状節理だそうです。


 出石はJR江原駅の東数キロにあるのですが、円山川を渡ったり戻ったりしているうちに河原君の携帯がトラックにひかれてペッシャンコ。アイホンですから5万円以上するらしい。
 そんなこんなで結構疲れてきて、出石のソバを諦めて、JR江原駅に帰ってきました。私は姫路まで送ってもらい帰途に着きました。高槻駅で自転車の重いのにはぐったりです、
後日談:
 高槻に帰って2日目、発熱コロナかとおもましたが検査は陰性、発熱がとまらない、近所の赤十字病院に夜中駆け込み、肺炎で5日間入院です。
 縦型輪行袋をなぜ使ったのは、YouTubeの輪行マイスタ-さんの記事に感化されたのです。この縦型輪行袋は、荷台の無いバイクようです。以前は横式の輪行袋を使っていたのをすっかり忘れていました。前輪だけはずしますので、パッキングは容易です。さらに、バッテリーは分離し手荷物にして運ぶのがよいのです。

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