自転車で遠出は実に4年ぶり。
アシスト自転車はママチャリからスポーツeBikeへと広告が今や大盛況です。しかし、サイクリストたる者が電動などとんでもないと思っていました。
しかし、もはや小生82歳、長い登り坂道、思うだけで尻込みします。4年前にドイツに行ったとき年寄りはほとんどeバイクです。思うに彼らは、eBikeは旅行を快適にするための選択です。決して肉体強化のためではありません。それに列車はバイクフリーですから重い自転車をパッキングして乗る必要ありません。うらやましい限りです。
実際、私もわずか8kmほどのテニス通いの道の登りは苦しい状況です。それで長年乗ったTrekのクロスバイクを前輪駆動の電動に改造、車重は12kgから22kgと増えましたが、なんと快適なのか。(法定では24km/h以下とトルク制御云々とのことで、このままでは50cc原付の登録が必要となるので、マイコンでアシスト仕様に改造)
これで昔のように自転車旅行をすれば楽しいだろうと考えました、しかしが輪行時重さ22kg大変な重さ、いろいろ試して横型のパッキング(後輪と荷台は外さない)寸法は1.5mで重量22kg、ためにし2.3m肩掛けで歩いて見ました。がなんとか歩けそうです。
これで伊豆半島に5月連休明けに出かけることにしました。コースは三島から西海岸を沼津-石廊崎-下田-河津-天城峠-修善寺-三島を余裕を見て3泊4日で計画。初めてのeバイク旅行、バッテリーが切れたらどうする、自転車22kgと荷物5kg全30kgを自力のみでペダリング。そんな心配の結果、三島-修善寺-下田(石廊崎往復)帰りは伊豆急で下田から熱海経由で輪行京都。つまり伊豆半島縦断と言う2泊3日の計画です。これなら天城峠700mhだけが心配。
5月24日晴れ、出発、地獄の輪行。
朝、駅でパッキング15分で完了。早速階段を登るが10段ほどで息継ぎ休憩、プラットホームでは先頭車両まで水平歩行15m苦しい。なんとか快速電車で新大阪駅、エレベータまで20m、コンコースを新幹線改札まで約100m、改札を入ると早速係員がやってきて後ろ車輪がカバーから出ているとの注意。以前ホールディングバイクに手製のキャリアをつけて引きずって運ぶと違反だと若い駅員が偉そうに文句。
今回から肩賭けで運ぶ様にするが、余りの重さに気が遠くなる。プラットホームでは、自転車を置いても邪魔にならない様に最後部の自由席まで運ぶ。新幹線の長いこと、10mごとに休憩。東京行ひかりは指定席は満員だが、自由席は空席多し最後部まで運ぶことはなかったのです。自転車は3人掛け席の後部に収まり少しはみ出るが問題なし。結論から言えば、輪行はもうこりごり。
コメント:その後いろいろ研究して、最適輪行パッキングを説明します。これで地獄の輪行は楽々チンになるはずです。頁の最後のにのせておきます。
三島駅では、新幹線側出札から南口まで地下道で数百メータ。若い駅員が親切にも手伝ってあげるという、新大阪の駅員とあまりの違い。しかし一旦外に出て、自転車で迂回する方が遙かに楽。やれやれここからやっとサイクリングです。
駅下で昼食し、12時出発、三島大社から柿田川湧水公園に、ここは気の利いたレストランがあたくさんある。予定は沼津港-興南ゲートウエイ-沼津サイクル-狩野川サイクリングロードを修善寺に40kmほどです。このコースは伊豆のサイクリングコースの初級コースとの紹介あったけれど車が多くてやめた方が良い。
思うに、湧水公園から狩野川支流沿いを本流に出て堤防道を修善寺に進むのがお薦めです。途中後方に富士山が見えたが雲の上に少し。あわてて写真を撮ったけれど、雲の上に頂上だけが映っていました。
狩野川堤防道 |
辛うじて見えた富士山頂 |
修善寺駅は中心のお寺より西2.4kmの伊豆箱根鉄道の駅です。案内所はとってもフレンドリーに説明してくれます。訪ねる人が少ないからでしょうね。
修善寺 |
ここは京都の名前渡月橋やら竹林やら |
範頼の墓所 |
もともと、宿は修善寺側の旅館をとってあったのですが、日変更を依頼するとキャンセルされました。従って後はなり行きでBooking.comのお任せ2食付き15千円です。
温泉は広く露天風呂もある。きつい輪行の足の回復のために何度も湯つかるがぬる過ぎて効果なし。夜、布団に入ると両足猛烈なこむら返り。漢方薬を飲んでしばらく立ったまま。30分ほどでおさまりました。
5月25日晴れ、天城峠に出発
朝8時に天城越えに出発、富士山が後方に見えると良いのにと思うが、国道414号線のローケーション考えると可能性はなさそう、それに雲もある。森も深くなり突如わさび田がある。
国道際のワサビ田 |
六人の踊り子みんな覚えていますか。 |
かわいい伊豆の踊子の映画主役のパネル、初代は田中絹代、最後は百恵ちゃん。全部いえますか?
当時は高校生だったのですが、こんな少女趣味の映画恥ずかしくて見ていませんが、今から思えば青春の思い出に見ておけばよかったかも。
さていよいよ旧天城トンネルに向かいます。国道を左に折て旧道をのぼります。乗用車はこの旧道を行くなどと酔狂な車はありません。道は砂利道、しばらく行くと道が雨水で深く掘れています。ハンドルをとられ無いように苦労して登ります。途中文学碑などあるとのことですが気がつきません、やっと旧天城トンネルに到着です。
トンネルを越えると河津まで快適な下り坂のはず。道は登り以上の荒れ道でタイヤが裂けないように慎重に下り国道にでます。国道は広く高速の下りはキャリパブレーキが、壊れないかと連続ブレーキ恐ろしい。この河津七滝高架橋を360度2周して下ります。山道にこんな高架橋を作らねばならないほどの急な山道だったのでしょう。
ちょうど昼過ぎで、ランチはと思ったのですが、峠手前でコンビニわさび入りおにぎりを食べただけなのですが一向に食欲がわかない。思うに海外ならカへテリアが沢山あって、食欲がそそられるのですが。
奥の広い砂浜は白浜海岸で、夏の海水浴やサーフィンでのリゾート海岸です。多分このあたりの山側に今日の宿があるはずです。時間も早いので通り過ぎて下田に行くことにしました。下田駅には途中まどか浜海遊公園にでますが、予備知識もなかったのでとりあえずし写真を撮って駅の案内所に行くことにします。
まどか浜海遊公園中心 |
港遊覧船 |
そのことはさておき下田観光の要点を訪ねましたが以下のような俯瞰図を渡されました。
ペリー来航地点 |
日米交渉地了仙寺 |
ペリーロード |
以上下田湾の観光スポットですが、ちゃんと行けたのは西のペリーロードあたりだけ。
コメント;下田はチェックポイントが沢山あり、観光案内所で確かめておく必要があったのです。今回も帰ってから見落とし気づくこと多しです。
山側から伊豆急ホテルの横を国道におりて再度ホテル裏に登ったところがペンション百万本のバラです。
ペンション百万本のバラ |
駐車場のおばさんが灯台に行くんか?西に行くなら自転車を押して頂上に、下田へ帰える
本日は運休 |
灯台への登り道はかなりな急勾配、eBikeでも登り切れないかも、押して登るのも大変です、
そこから灯台までは、伊豆熊野神社の鳥居をくぐり進みます。途中保育児達が列を作って帰ってくる。杖をついたおじいさんも。灯台がやっと見えました。
先端で記念写真を撮ってもらいました。ひとり旅は自分撮りが出来ないんで、これ一枚ですだけです。
石廊崎先端 |
伊豆急で熱海経由で京都までのジュパングクラブ割引切符を買い、
1時50分の各停に乗るつもり。
私の乗った普通電車 |
- 電動アシストで行く旅行は楽々チンです。坂道など全然気にすることはありませんね。今まで、登りがあるコースれば敬遠していましたがこれからはどこだって。ただし安全を見て1日80km程度ですね。最長100kmはいけるかも。ただし、高い山を登るのはバッテリーの消耗が激しいです。
- 見所のスルーは今回もやってしまいました。Gマップで、マークポイントをチェックして、投稿写真を何枚も見て見所をチェックしておくことです。そして観光案内所でわかっていも、いろいろ聞くことです。このいろいろが会話力向上です。
- 輪行袋は横式の物を準備する。(私はモンベルです)
- クランク側のチェーンを内側にはずして後輪を自由回転にする。
- 荷台は外さなくて良い。バッテリーは荷台に移し、重心を後ろに。
- 前輪をはずし、右側ペダルは5時位置にして自立位置にタイヤと固定する。
- 自立出来る様に左側ペダルをロープでひきあげて固定する。
- 吊りベルトはハンドルポスト、後方はサドルポスト。右肩にかけて前輪だけが浮くるようにベルト長さを調整する。後輪は接地です。
- 後輪回転でカバーがめくれ上がらないように、マットカバーを段ボール等で作成し取り付ける。
- 階段などで完全に持ち上げる場合はマジックベルトをモーターにセットして右手でサポート出来る様にする。
マットカバーで、カバーは巻き上がらない。 左後ろにあるペダルは足にかからない様にはずす。 |
全長は長くなるが、新幹線の3列席の後ろに置ける。
また飛行機の場合はハンドルをはずして後ろ側にセットすれば20cmは短くなる。
愛車を改造してe-bikeにされたのは素晴らしいですね。2回目のスペイン旅行が終わり3回目はe-bikeで行こうかな?と思案しています。とりあえず軽いスペシャライズドのe-bikeを購入して伊豆半島巡りをしようと思っていた所でした。ご投稿を参考にさせて頂きます。ありがとうございました。ご健勝を祈念申し上げます。
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