初めての輪行の旅 旧友を訪ねる。2012/05

設計人生最後の六年台湾の会社を７０歳を期に退職。さて何をするか？

　

自転車乗りは日本に帰ってきて始めたんです。

台湾にいる時は一度、若い人達に誘われて南寮海岸自転車路を走りました。

借りた自転車がマウンテンで小さ過ぎてサドルも上がらず、帰り道に痙攣を起こしてダウンしました。以降だれも誘ってはくれないし、蒸し暑い台湾の春から秋の六ヶ月自転車なんぞは物好きの運動と思っていました。

日本に帰って半年。
初めて、山口-岩国のサイクリング、津和野の蕎麦屋で地元のチャリダーに、私が家の近くで買った自転車はGiantで、台湾の世界ブランドですと教えてもらってびっくり。後で、Giantは新竹に工場があるんことも知りました。
買ったクロスバイク、老体に意外とフィットする。
暮れに買って、暖かくなったら、まず昔の自動改札開発当時の仲間を訪ねるをしようとかねがね思っていました。
2012年連休の終わった5月のある日
「鉄道で広がる自転車の旅」を読んで何とか準備をして新幹線に乗りました。

5月１６日
新山口に降りて、山口線津和野に向かいました。
津和野駅で自転車を組み立て、やらずも良いのに、タイヤに空気を入れて見たんです。
携帯用の空気入れ、使い方を間違えたらしく
あっという間に空気が抜けてぺっちゃんこ。
ニップルが折れたようです。
スペヤチューブは持っていましたが交換経験なし、
自転車を聞いて直してもらいに行きました。

親切なお爺さん、タダでチューブ交換をしてくれたので
後で、源氏巻（どら焼き）を買ってお礼に」持っていきました。





津和野市内はこんな感じ。

森鴎外の子供の頃の住んでた家。

薄紫の桐の花

津和野町役場

藩校

駅前の民宿みやけ。
一回は飲み屋ですので、料理はなかなかの物でした。
老女将も食事中ずっとつきあってくれていました。
それに、町中WiFiがあるのです。

津和野城に登る中腹にある神社
伏見稲荷のチェーン店出すぞ。
太鼓谷稲荷神社だそうです。

月15日 午前10時 春季大祭 午前10時より斎行致します。 安永2年石州津和野城主7代亀井矩貞公が京都の伏見稲荷大社より勧請し、稲成の大神様が太皷谷の峰に御鎮座された日です。所謂、太皷谷稲成神社の御縁日です。

城山から見る津和野市内。
まさしく、青葉城恋歌と同じ風景です。http://www.town.tsuwano.lg.jp/anbi/anbi.html町の観光中心は安野光政の生まれ故郷とかで立派な美術館があります。この美術館の静寂こそ本当の美術館です。

津和野出発まえに入った蕎麦屋。
ひっそりした田舎のおそば。
次々入ってくる客は顔見知りの人たちらしい。

この蕎麦屋で知り合った地元のチャリダーFさんです。
山口までの旧道を案内していただきました。

初めてのロングツ-リングで様にならない私の格好。










津和野から旧道を登る野坂峠道が国9号線に出る。
すぐに、徳佐のリンゴ畑の道を山口線を並進し徳佐に至る。
何せ初めてのロングランで、地図などろくに頭にない、ひたすら山口に向けて走る。

いったい自分がどこを走っているのか？
とりあえず、道路標識の山口だけが頼り。
途中の写真撮りもままならず。

やっと9号線を山口市内に、見覚えのある県庁を越える。
今日の宿湯田温泉をさらに目指す。
途中の木戸神社。
やっと着いたハルトピア山口ＹＨ。
ＹＨとは云えない公共宿泊所です。

翌日は若くしてなくなった林先輩の墓を詣でる。

先輩とはその後もいろいろお世話になりましたが、存命であれば今やＩＴの時代　どんなに活躍されたことか。

午後、岩国後輩を訪ねる。
お城の側の立派なお屋敷です。
庭の手入れが立派。

高杉晋作の第2次長州戦争（四境戦争）のことがしっかり残してあります。
もちろん無料ですぞ。
しっかり、戊辰戦争の勉強をして下さいね。

岩国城からみた市内。
遠くは岩国米軍飛行場があります。
もうすぐ、オスプレーが飛来の予定。
有名なきんたい橋、確か有料ですので、渡りませんでした。


帰りはこの川をさかのぼると新岩国駅につきます。
なんにもわからず、地図さえろくに持たない初めてのロングラン。
新大阪の乗り換えに自転車を担ぐ苦労。　でもそれなりに充実した三泊の自転車旅行でした。